先日もお伝えしたダイヤモンドバックスをDFAになったリリーフ右腕グレッグ・ホランドがナショナルズとマイナー契約で合意した。
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33歳のホランドは今季、40試合に登板。1勝2敗17セーブ(22回のセーブ機会)、防御率4.54、奪三振率10.3だが、7月に打ち込まれる事が多く成績は急激に悪化していた。
ロイヤルズ時代の13年に球団新の47セーブを記録。その印象が強いが、個人的には、トミー・ジョン手術を経てロッキーズで復活した17年のシーズンが記憶に残る。
あの年は、ロッキーズが開幕ダッシュに成功。4年ぶりのポストシーズン進出にクローザーとして大きく貢献した。最終的には、41セーブでカムバック賞を受賞している。
昨季は、カージナルスで32試合に登板して防御率7.92と結果を出せなかったが、夏以降にナショナルズに移籍して24試合の登板で防御率0.84をマークしてバウンスバック。その実績を買われて今季も再びナショナルズのブルペンに返り咲こうとしている。
Nationals To Sign Greg Holland https://t.co/F7L9arqIVv pic.twitter.com/etgxC5avz6
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) August 13, 2019
ナショナルズは防御率でMLB3位の先発陣に対してブルペンは同29位と崩壊している。これは、ほぼ毎年の傾向だが、ナショナルズがポストシーズンで結果を出せていない要因にもなっている。
今季も7月末にダニエル・ハドソン、ハンター・ストリックランド、ロエニス・エリアス(10日間IL)を獲得したが、ほかにも42歳に大ベテラン、フェルナンド・ロドニーなど、短期レンタル選手たちをかき集めている。
ナ・リーグ東部地区でブレーブスを6.5差で追いかけるナショナルズ。地区優勝はできなくてもワイルドカード圏内でポストシーズン進出は視界良好だ。急ごしらえのブルペンが機能するかに注目だが、今季終了後には9人がフリーエージェントになり、クラブオプションなどの選手が5人いる状況。
このオフは、ブルペン強化を中心に編成する良いチャンスかもしれない。