スターターほど相場が高くないので残念だが、試合の重要な役割を果たすリリーバーたちの移籍契約情報を紹介したい。
MLB移籍情報
フィリーズは現地時間12月1日、ドジャースからFAの救援右腕コーリー・クネーベルと1年契約で合意した。クネーベルの契約は単年1000万ドル。
今季は27試合(うち4先発)に登板して25.2イニングを投げ、4勝0敗3セーブ、防御率2.45、奪三振30を記録。2019年はトミー・ジョン手術で全休。昨季はトミー・ジョン手術からの回復途上の段階で防御率6.08だったが、今季は術後の患部が馴染んできたのか、本来の能力を復活させた。
フィリーズは今オフ、ヘクター・ネリス、アーチー・ブラッドリー、イアン・ケネディといった主力リリーバーがFAで流出し、デーブ・ドンブロウスキー編成本部長は、ブルペンの補強が最優先課題と強調していた。
The Arizona Diamondbacks & Mark Melancon are in agreement on a 2-year contract, per @Ken_Rosenthal pic.twitter.com/26YTgocfF8
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) December 1, 2021
守護神マランソンはDバックスへ
同日、ダイヤモンドバックスはパドレスからFAとなった救援右腕マーク・マランソンと2年契約を結んだ。
契約の内訳は、2022年と2023年が、いずれも600万ドルで、2024年の契約は年俸500万ドルの相互オプション(またはバイアウト200万ドル)になっているという。
36歳のマランソンはパイレーツ時代のイメージが強い選手だ。パイレーツでの2013年から15年にかけてシーズン70試合以上70イニング以上に登板。
2015年には自己最多の51セーブを記録するなど、2013~16年の4年間で147セーブ、防御率1.80をマーク。通算244セーブは現役4位のセーブ数で、今季もメジャー最多の39セーブをマークしている。