MLB移籍情報
ワシントン・ナショナルズは現地22日、リリーフ右腕ブランドン・キンツラー投手と2年1,000万ドル(約11億3,000万円)で正式契約した。
33歳のキンツラーは今季、ミネソタ・ツインズで45試合、45.1回で防御2.78、WHIP1.15、28セーブを挙げてオールスターに選出された。
その後、7月末にナショナルズへトレード。主にセットアッパーとして起用され、27試合で2勝1敗1セーブ、10ホールド。やや数字を落として防御率3.46だったが、2チーム合計では自己最多となる72試合に登板し、4勝3敗29セーブ・防御率3.03だった。
今季の契約金は2チームで292万5,000ドルだったが、今回の再契約で年平均500万ドルにアップした。
この契約には2019年の契約オプションもついており、球団側が行使した場合は年俸1,000万ドル、それが破棄されてもキンツラー側から年俸500万ドル(約5億7,000万円)で行使する権利がある。また登板数に応じたインセンティブも設定されている。
今季97勝で東部地区を制覇したナショナルズだが、シーズン中は、特に前半戦でブルペン、なかでもクローザーが定まらず苦しんだ。
クローザーのマーク・マラソンがFAになって、シーズン当初は、内部昇格で若手のブレイク・トレイネンでスタートしたが、これが誤算。夏にアスレチックスからショーン・ドゥーリトルと37歳のライアン・マドソン、ツインズからキンツラーをトレードで獲得した。
キンツラーは、今季も試合の後半の重要な場面を任されることになりそうだ。