ミネソタ・ツインズは20日(日本時間21日)、ベテランのリリーバー、タイラー・クリッパード投手と1年275万ドルの契約を締結したと発表した。
MLB契約情報
34歳のクリッパードは今季、2月23日(同24日)にインディアンスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加。4月25日(同26日)にメジャー契約を結んでアクティブ・ロスター入りした。53試合に登板。64回を投げて防御率2.90、WHIP0.85、奪三振率9.3、与四球率2.2、rWAR1.4。
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— HardballTalk (@HardballTalk) December 20, 2019
通算ではメジャーキャリア13年で53勝46敗、防御率3.14。215ホールド、68セーブと実績も十分。彼のxwOBA.264は100人以上の打者と対戦した523人の投手のうち37番目に低かった。
MLB.comのコラムニスト、リチャード・ジャスティスが「8 free agents everyone is underrating」(過小評価されている8人のフリーエージェント)というコラムでクリッパードのことを紹介していた。
契約が決まった主なリリーバー
()内は年齢/ 19年所属球団/ 19年サラリー
ウィル・スミス(30歳)QO 契約ブレーブス
セルジオ・ロモ(37歳)再契約ツインズ
ダレン・オデイ(37歳)再契約ブレーブス
ジェイク・ディークマン(33歳)再契約アスレチックス
ブラッド・ブラック(34歳)再契約メッツ
ジョー・スミス(36歳)契約アストロズ
ブレイク・トレイネン(32歳)契約ドジャーズ
タイラー・クリッパード(35歳)契約ツインズ
※現地時間2020年7月1日時点の年齢
このカテゴリーではジャイアンツFAのウィル・スミスが唯一、クオリファイング・オファー(1780万ドル)を提示された。スミスは17年3月にトミー・ジョン手術を受け18年に復帰。今季はクローザーとして34セーブ、防御率2.76を残し初のオールスターゲームにも選ばれた。
ここでも紹介したが、スミスは、早々とブレーブスと3年3900万ドルで合意。契約4年目の23年は1300万ドル(バイアウト100万ドル)のクラブオプションになっている。
スミスに次いでこのカテゴリーで高額を手にするのは、パドレスと契約したドリュー・ポメランツ。スミスと同じ左腕だが、4年3400万ドル(年平均850万ドル)。
年平均では右腕ブレイク・トレイネンがドジャーズと1年1000万ドルで契約している。トレイネンはFAではなく今オフが年俸調停の3年目。
ここまでマイナー契約のブランドン・モロー(カブスと契約)、アダム・ウォーレン(ヤンキースと契約)らを含めて約30人がFA契約を結んでいる。