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【MLB契約情報】エンゼルスが先発右腕フリオ・テーラン獲得

 

 大谷翔平所属のロサンゼルス・エンゼルスがようやく今オフ2人目の先発投手を補強している。

 

MLB契約情報

 

 

 ESPNのジェフ・パッサンが伝えたところによるとエンゼルスがフリオ・テーランと1年900万ドルで契約に合意した。

 

 

 コロンビア出身の右腕は28歳。今季は33試合に先発し10勝11敗、防御率3.81、162奪三振奪三振率8.3、与四球率4.3、WAR2.4。制球に難があるが、13年から7シーズン連続で30試合に登板(200イニング超は2回だけ)しているタフガイだ。

 

14年にブレーブスと6年3240万ドルで契約を延長したテーランは、6年契約が満了。来季の契約は年俸1200万ドルのクラブオプションだったが、チームはオプション行使を拒否。テーランはフリーエージェント(FA)となっていた。

 

 エンゼルスは地元カリフォルニア州オレンジカウンティ出身のゲリット・コールの争奪戦に敗れ、その間も15人以上のFA先発投手が他球団と契約。昨シーズン、防御率MLB全体29位の先発ローテーションの編成が遅れていた。

 

エース格といえる実績のある投手がいないのが残念だがテーランの獲得で先発5人がほぼ確定した。昨年の先発ローテーションよりは期待できそうな布陣になっている。

 

 

アンドリュー・ヒーニー(LHP)

大谷翔平(RHP)

グリフィン・キャニング(RHP)

ディラン・バンディ(RHP)

フリオ・テーラン(RHP)

 

 

 ただ、手術明けの大谷にはイニング制限を設定するなど、慎重な起用が考えられ、さらなる補強も検討されている。

 

 先発候補としては、MLB公式サイトのチーム内プロスペクトランキング2位のパトリック・サンドバル(LHP)、同5位の22歳ホセ・スアレス(LHP)、今季8勝のフェリックス・ペーニャ(RHP)、4勝のディロン・ピーターズ(LHP)らが先発ローテーションを争う。

 

 

 

移籍先の決まったFAの主なスターター(先発投手)をリストアップした。

 

FA市場に残っているのは、ダラス・カイケル、リュ・ヒョンジンなど。今オフは、近年になく実績のあるスターターたちがFA市場に揃っていた。

 

移籍先の決まったFAの主なスターター(先発投手)

 

コール・ハメルズ(36)

19年2000万ドルから1年1800万ドルでブレーブスと契約

 

アダム・ウェインライト(38)

19年1000万ドルから1年500万ドルでカージナルスと再契約

 

カイル・ギブソン(31)

19年812万5000ドルから3年2800万ドルでレンジャーズへ

 

マイケル・ピネダ(31)

19年800万ドルから2年2000万ドルでブルワーズと再契約

 

ザック・ウィーラー(29)

19年597万5000ドルから5年1億1800万ドルでフィーリーズへ

 

ジョーダン・ライルズ(29)

19年約365万ドルから2年1600万ドルでレンジャーズと契約

 

ケンドール・グレイブマン(28)

19年57万5000ドルから1年200万ドルでマリナーズと契約

 

ティーブン・ストラスバーグ(31)

19年2500万ドルから7年2億4500万ドル(年3500万ドル)でナッツと契約

 

ゲリット・コール(29)

19年1350万ドルから9年3億2400万ドル(年3600万ドル)でヤンキースと契約

 

マイケル・ワカ(28)

19年635万ドルから1年300万ドルでメッツと契約

 

リック・ポーセロ(30)

19年約2115万ドルから1年1000万ドルでメッツと契約

 

ブレット・アンダーソン(31)

19年約150万ドルから1年500万ドルでブルワーズと契約

 

マディソン・バムガーナー(30)

19年1200万ドルから5年8500万ドルでダイヤモンドバックスと契約