MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

MLB2020 エンゼルス戦力分析 大谷が開幕投手の可能性

 

 開幕は大幅に遅れそうだが、ここでは日本人選手の所属チームを中心に個人的に気になるチームの2020年の編成状況を紹介していきたい。

エンゼルスのここまでの補強

【先発】

フリオ・テーラン FA/1年900万ドル

ディラン・バンディ トレード/1年500万ドル

ブルペン

マット・アンドリース トレード/1年139万5000ドル

【捕手】

ジェイソン・カストロ FA/1年685万ドル

【野手】

アンソニー・レンドン FA/7年2億4500万ドル

予想ラインナップ

 ANGELS 

1 (二)トミー・ラステラ

2 (中)マイク・トラウト

3 (三)アンソニー・レンドン

4 (指)大谷翔平

5 (一)アルバート・プホルズ

6 (左)ジャスティン・アップトン

7 (遊)アンドレルトン・シモンズ

8 (右)ブライアン・グッドウィン

9 (捕)ジェイソン・カストロ

【先発ローテーション】

1 アンドリュー・ヒーニー

2 フリオ・テーラン

3 ディラン・バンディ

4 パトリック・サンドバル

5 マット・アンドリース

大谷翔平 2WAY

グリフィン・キャニング

【クローザー】

ハンセル・ロブレス

 ブラッド・オースマス監督を1年で解任して智将ジョー・マドン監督を迎えたエンゼルス。今オフの移籍市場ではゲリット・コールの争奪戦に敗れ、その影響もあって後手後手に回った印象だった。プランAがダメならBやCを用意してほしかった。

 毎年のように故障離脱を繰り返す先発ローテーションは、18年-19年オフも大した成果がなく2人の先発投手を加えたが、マット・ハービーは7月にロスター40人枠から外すDFAの措置を取り、事実上の戦力外。 トレバー・ケイヒルは途中からブルペンに回った。故障歴がありこのブログでも予想していた通り中古車センターから買ったようなポンコツ車ではシーズンを持ちこたえることすらできなかった。

 過去を振り返っても仕方がないが、プロスペクト右腕グリフィン・キャニングが先発陣に残ったのはわずかな希望だった。彼も故障しているが開幕が遅れている影響で、間に合うかもしれない。大谷翔平が5月中旬以降、水曜日に投手として週1で登板するプランがあった。木曜日に移動日が多いからだが、彼も開幕の遅れで開幕投手になる可能性も出てきた。

エンゼルス

 打線はアンソニー・レンドンの加入で大幅にアップグレードした。その長期契約に関しては疑問が残るが、公式サイトの予想ではフレッチャーが1番だが、昨年の前半はトミー・ラステラが好調で1番に入ることが多かった。現有戦力では、その時の調子に応じてグッドウィンやフレッチャー、ラステラが1番に入るオーダーになるだろう。

 大谷の二刀流としての負担を考慮した場合はレンドン3番、大谷4番が妥当な気がする。ほかにプロスペクトランキングでもBP2位、MLB14位のジョー・アデル外野手もメジャーデビューが予想される選手で楽しみだ。

 投打を総合的に評価するとしたら投手力は先発ローテを強化、大谷が加わることもあり昨年の「先発防御率29位」「リリーフ同20位」よりはアップしたが、それでもブルペンと合わせてCクラスだろう。打線はトラウトを主軸にAクラスの破壊力がある。

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