MLB2021 エンゼルス
先日の特大ホームランなど、ここまでコンディションの良さをアピールしている大谷翔平は、投手としても順調に準備はできてるようだ。
この10年間のエンゼルスは野手には大金を投じるが、投手力の補強は効果がなかった。投打にアンバランスな感じで補強が下手なイメージだったが、さすがにゼネラルマネージャー(GM)が変わって多少は投手力の強化にも乗り出した。
補強のプライオリティーは先発ローテーションを中心とした投手力だったので、トレバー・バウアーは獲得できなかったもののホゼ・キンターナとアレックス・カッブを追加したのは大きい。
それでも先発ローテーションは甘く見てもBクラスだ。大谷の復活に期待したい。ホゼ・キンターナに加えて田中将大や菅野智之という選択肢もあったように思う。
エンゼルスの先発ローテーション
SP1 ディラン・バンディ(RHP)
SP2 アンドリュー・ヒーニー(LHP)
SP3 グリフィン・キャニング(RHP)
SP4 ホゼ・キンターナ(LHP)
SP5 アレックス・カッブ(RHP)
SP6 大谷翔平(RHP)
ブルペン
ライセル・イグレシアス
タイ・バトリー
マイク・メイヤーズ
フェリックス・ペーニャ
ハイメ・バリア
アレックス・クラウディオ
ホセ・アルベルト・リベラ
ブルペンは、よほどの故障や予期せぬ追加がない限りイグレシアス、バトリー、メイヤーズ、ペーニャ、バリアの5人がロックされている。ジュニオール・ゲラはNRIだが40人枠に昇格する可能性がある。残りの枠は流動的。
大谷は先発ローテにインパクトを与えることができるか?
大谷がシーズン10~15試合程度の先発登板で5勝でもしてくれれば、大谷効果はあるはずだ。それが無理でも投手で20イニング以上という「二刀流(Two Way Player)」のカテゴリーをクリアしてくれれば、来季以降につながる。
大谷は体調も良く新しい器具を右腕につけて投球練習をしているという報道で、シアトルの有名なトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」のメソッドを採り入れているという。復活した大谷に期待したい。
ポジティブで研究熱心な彼ならビッグリーグで「二刀流」として大成功できるはずだ。
2009年に地区3連覇を達成した頃から考えるとずいぶん影が薄くなったイメージのエンゼルスだが、新GMに期待したい。
ここまでは好調な仕上がりの大谷翔平
下の球団公式ツイッターを見てもらえば腕がしっかりと振れているように見える。この時期としては順調に回復し、昨年よりは強化できているように見える。
Shohei Othani's first outing of #LAASpring:
1.2 IP, 3 H, 1 R, 2 BB, 5 SO pic.twitter.com/fJxmolT4XG
— Los Angeles Angels (@Angels) March 5, 2021
メディアの報道によれば、最速で100マイル(約160.9キロ)を計測したという。
野手陣は、次回に気が向けば紹介したい。
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