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大谷翔平、開幕4戦目に先発登板が決定!

エンゼルスのジョー・マドン監督はホワイトソックスとの開幕4連戦の先発投手を発表した。これは、あくまでもアクシデントがない場合の先発スケジュールだ。

 

大谷翔平NEWS

 

第4戦は現地時間4月4日(日本時間5日)の日曜日に本拠地エンゼル・スタジアムにホワイトソックスを迎えて行われる。

 

 

 

エンゼルス2021年先発ローテーション

第1戦 ディラン・バンディ

第2戦 アンドリュー・ヒーニー

第3戦 アレックス・カッブ

第4戦 大谷翔平

 

 

エンゼルスの先発ローテーションには他にも左腕で今季加入のホゼ・キンターナと若手右腕のグリフィン・キャニングがいるので、当初の予想では大谷は、5日(同6日)、6日(7日)のアストロズ2連戦かと思われた。

 

 

というのも大谷場合、先発した翌日は休暇日にすることが多く、そうなれば打者としての出場機会が減る事から「移動日の前日」に登板日を設定することが多かったからだ。6日に登板すれば7日は「移動日」になる。

 

 

打者・大谷翔平は開幕戦から登場か?!

 

次に気になるのは「打者」としての大谷の開幕戦だが、マドン監督「彼は1年を通して2番を打つことになると思う。1番打者としての起用も考えたけれど、(大谷の打順について)考えれば考えるほど、2番を打たせたいと思うようになった」と語り、大谷を2番打者として起用していく方針を明言している。

 

 

オープン戦の調子を見ての判断かもしれないが、エンゼルスは何もなければ2番大谷翔平、3番マイク・トラウト、4番アンソニー・レンドンの打順になる。

 

 

さらに、指揮官は「彼の身体がどのように感じているか、彼がどれくらいの休息を必要としているかが重要なので、彼と相談しながら決めていきたい」とシーズン中にも大谷を指名打者制を使わずに、投手・大谷が打席に立つ可能性があることを示唆している。

 

 

メジャーリーグで「投手で4番」という野球アニメのようなリアル二刀流が見られるかもしれない。

 

 

指先のマメが剥けたもよう

 

ただ、心配なニュースも入ってきた。大谷の場合は故障が多い。大谷が開幕を前に右手中指を気にしていたという。この日の大谷はドジャースの強力打線相手に「2番・投手」で先発出場したが、フォーシームの制球が荒れて、2回1/3で3奪三振、5四球、被安打4で7失点だった。

 

 

制球の乱れはマメの影響が考えられる。右手中指のマメはNPB時代にも悩まされたということだが、けっして、満足な結果ではない。

 

 

初回1死から3四球などで2死満塁のピンチを招き、フォーシームを引っ掛けて暴投。先取点を献上した。

 

 

2回無死一塁からテイラーに甘く入ったスライダーを左越え2ラン。シーガーには3ボールから左越えソロを浴びた。3回にもスミスに右越え3ランを被弾してしまった。3本塁打も被弾したことになる。

 

 

 

 

大谷は、試合後のプレスインタビューで「右手マメはNPB時代と同じか?」という質問に、「そうですね。同じ感じですね。ゲームの中で60球、80球とか強く投げるのは久々なので、そういう出力で投げた時にできるのは結構あることなので。シーズン中ももちろんありますし、その中でどうやって抑えるのかっていうのも技術の1つなのかなと思います」とコメント。

 

 

マメの事は、想定内の事だったようで、むしろ開幕前にマメがつぶれた事で、「タイミング的には1つ目の(公式戦)登板で、よりは良かったかなと思います」とポジティブにとらえているので安心した。

 

 

ただし、今回の事で第4戦目から開幕6戦目のアストロズ戦にズレることは考えられる。