エンゼルスのジョー・マドン監督はホワイトソックスとの開幕4連戦の先発投手を発表した。これは、あくまでもアクシデントがない場合の先発スケジュールだ。
大谷翔平NEWS
第4戦は現地時間4月4日(日本時間5日)の日曜日に本拠地エンゼル・スタジアムにホワイトソックスを迎えて行われる。
Four more days until #OpeningDay!
The rotation for our four-game Opening Series vs. the White Sox:
⚾️Dylan Bundy
⚾️Andrew Heaney
⚾️Alex Cobb
⚾️Shohei Ohtani pic.twitter.com/KT83nKUCNU
— Los Angeles Angels (@Angels) March 28, 2021
エンゼルス2021年先発ローテーション
第1戦 ディラン・バンディ
第2戦 アンドリュー・ヒーニー
第3戦 アレックス・カッブ
第4戦 大谷翔平
エンゼルスの先発ローテーションには他にも左腕で今季加入のホゼ・キンターナと若手右腕のグリフィン・キャニングがいるので、当初の予想では大谷は、5日(同6日)、6日(7日)のアストロズ2連戦かと思われた。
というのも大谷場合、先発した翌日は休暇日にすることが多く、そうなれば打者としての出場機会が減る事から「移動日の前日」に登板日を設定することが多かったからだ。6日に登板すれば7日は「移動日」になる。
打者・大谷翔平は開幕戦から登場か?!
次に気になるのは「打者」としての大谷の開幕戦だが、マドン監督「彼は1年を通して2番を打つことになると思う。1番打者としての起用も考えたけれど、(大谷の打順について)考えれば考えるほど、2番を打たせたいと思うようになった」と語り、大谷を2番打者として起用していく方針を明言している。
オープン戦の調子を見ての判断かもしれないが、エンゼルスは何もなければ2番大谷翔平、3番マイク・トラウト、4番アンソニー・レンドンの打順になる。
さらに、指揮官は「彼の身体がどのように感じているか、彼がどれくらいの休息を必要としているかが重要なので、彼と相談しながら決めていきたい」とシーズン中にも大谷を指名打者制を使わずに、投手・大谷が打席に立つ可能性があることを示唆している。
メジャーリーグで「投手で4番」という野球アニメのようなリアル二刀流が見られるかもしれない。
指先のマメが剥けたもよう
ただ、心配なニュースも入ってきた。大谷の場合は故障が多い。大谷が開幕を前に右手中指を気にしていたという。この日の大谷はドジャースの強力打線相手に「2番・投手」で先発出場したが、フォーシームの制球が荒れて、2回1/3で3奪三振、5四球、被安打4で7失点だった。
制球の乱れはマメの影響が考えられる。右手中指のマメはNPB時代にも悩まされたということだが、けっして、満足な結果ではない。
初回1死から3四球などで2死満塁のピンチを招き、フォーシームを引っ掛けて暴投。先取点を献上した。
2回無死一塁からテイラーに甘く入ったスライダーを左越え2ラン。シーガーには3ボールから左越えソロを浴びた。3回にもスミスに右越え3ランを被弾してしまった。3本塁打も被弾したことになる。
#大谷翔平 投手、ドジャースとのオープン戦に先発し三回途中降板。右手中指を気にしていました。マメができたのかもしれません。マドン監督、トレーナーがマウンドに集まり、その後ベンチに下がりました。
2回1/3を投げら4安打(3本塁打)、7失点、3三振、5四球、63球でした。 pic.twitter.com/QcNLIgk5zZ
— 山田結軌⚾️サンスポMLB記者🇺🇸 (@mlbkishayamada) March 30, 2021
大谷は、試合後のプレスインタビューで「右手マメはNPB時代と同じか?」という質問に、「そうですね。同じ感じですね。ゲームの中で60球、80球とか強く投げるのは久々なので、そういう出力で投げた時にできるのは結構あることなので。シーズン中ももちろんありますし、その中でどうやって抑えるのかっていうのも技術の1つなのかなと思います」とコメント。
マメの事は、想定内の事だったようで、むしろ開幕前にマメがつぶれた事で、「タイミング的には1つ目の(公式戦)登板で、よりは良かったかなと思います」とポジティブにとらえているので安心した。
ただし、今回の事で第4戦目から開幕6戦目のアストロズ戦にズレることは考えられる。