エンゼルスの大谷翔平は26日(日本時間27日)、ホームでのブルージェイズ戦に先発登板。6回で2本塁打を被弾し、5失点で今季3敗目。エンゼルスも昨日のレンジャーズ戦に続いて2連敗になった。
大谷翔平「二刀流デー」
大谷翔平は「3番投手兼DH」で今季8試合目の先発登板日だったが、腰の張りがあって投打に精彩がなかった。
この日は先発投手として登板し指名打者(DH)として打席に立つ「二刀流デー」だった。
投手では6回93球を投げ、1回に無死から1番スプリンガーに8球目の低め直球を捉えられ、先頭打者アーチを浴びた。
3回には2番エスピナル、4番ビシェットにタイムリーを許し3失点。6回には3番ゲレーロJr.に甘く入ったカーブを運ばれ、左翼ポール直撃のソロ本塁打を浴びた。
この日は直球に球威がなく、最速は97・6マイル(約157キロ)で、平均球速95・6マイル(約154キロ)は今季のアベレージより1・6マイル(約2・6キロ)遅かった。
腰の張りについては1回にスプリンガーにスライダーを投じた時点で違和感があったということで6イニングを「だましながら投げた」ということだ。
日米通算900奪三振
それでも今季3試合目の1試合10奪三振を記録。あくまでも通過点の記録だが、これで、日米通算900奪三振(NPB624奪三振、MLB285奪三振)に到達した。
打者でもこの日は四球、セカンドゴロ、空振り三振の3打席2打数ノーヒット。
8回には代打を送られて交代。ジョー・マドン監督は交代の理由について「腰部に張りがあった。深刻なことではないが、少し張りがあるということだったから無理はさせないでおこうと思った」と説明。
明日以降の起用については「まだ彼と話していない。おそらく明日の朝には分かるだろう」と状況を説明した。
試合は3対6でブルージェイズに敗れ4連戦の初戦を落とした。
打線は相手より多い9安打をマークしたが、先発投手の好投でここまで勝ってきただけに先発の大谷翔平が先制点を許し、あとはブルージェイズの好投手・柳 賢振に上手くかわされ追撃も届かなかった。