マーリンズは18日(日本時間19日)、ヤンキース傘下マイナーからフリーエージェント(FA)となっていた加藤豪将とマイナー契約を結んだことを公式に発表した。加藤は、マット・ケンプらと共に来春のメジャー・キャンプにノン・ロスター・インバイティー(NRI)として参加する。
MLB移籍情報
13年に米カリフォルニア州のランチョ・バーナード高からMLBドラフト2巡目(全体66位)でヤンキースに入団。日本国籍を持つ選手がMLBドラフトの全体100番目以内で指名されるのは史上初。マイナーリーグではオールスターゲームにも2度選出されている。
今季はマイナー7年目で3Aカテゴリーまで昇格。ヤンキース傘下3Aスクラントン、2Aトレントンのユニフォームを着て3Aでは83試合に出場し、打率.279、11本塁打、39打点。2Aでは30試合出場、打率.237、7打点だった。
3Aでは4月に打率.354、5本塁打、13打点、OPS1.048という好成績を残して故障者が続出したヤンキースへのメジャー昇格が期待された。
Full group of Marlins non-roster invitees just announced
— Fish Stripes (@fishstripes) December 18, 2019
OF Matt Kemp
C Ryan Lavarnway
C Santiago Chavez,
C BJ López
C Brian Navarreto
INF Gosuke Katoh
INF Christian Lopes
RHP Aaron Northcraft
RHP Josh A. Smith
結局、昇格は成らなかったが、3Aのポストシーズンにも出場。第1戦では、レイズ傘下ダーラム・ブルズとの第1試合で本塁打を含む2長打を放っている。11月7日にマイナーリーグFAとなっていた。
スプリングトレーニングでNRIから40人枠昇格は狭き門だ。マリナーズはこのオフにオリオールズとのトレードでジョナサン・ビヤー(打率.274、24本塁打、OPS.792)を獲得しており、加藤は、ビヤーやプロスペクトの23歳イーサン・ディアスらとポジションをめぐって争うことになる。