MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷、レンドンの調子が上がってきたエンゼルス打線 バンディ好投で連勝

 

開幕から7勝11敗と負け越しているエンゼルス。60試合による異例の短期決戦ではスタートダッシュの失敗は大きな命取りになる。

 

エンゼルスは現地10日のアスレチックス戦でマイク・トラウトアンソニー・レンドン、大谷翔平がいずれも本塁打を放つなど、今季大金をはたいた自慢の強力打線が額面通りのを破壊力を発揮。10対9で首位アスレチックスの連勝を「9」で止めた。

 

3点を先制され、一時は5点をリードされたが、この3人を中心に首位アスレチックス投手陣を攻略し、4回裏に6号2ランを放ったトラウトは、9対9の同点で迎えた8回裏にこの試合2本目の一発となる7号ソロ。この一打が決勝点となった。

 

 

チームにとって大きかったのは、アンソニー・レンドンに当たりが出てきたことだろう。長期契約のリスクはあるが今オフの補強の目玉だったからだ。

 

21打数連続ノーヒットのスランプに陥っていたレンドンは、初回の第1打席で2号2ランを放つと、その後も2つの四球とセンターへのヒットで4打席連続出塁。3打数2安打2打点の活躍を見せ、通算1000安打も達成した。

 

前日の試合で今季初のマルチ安打を記録した大谷は、2点ビハインドで迎えた6回裏にアスレチックス4番手のルー・トリビーノと対戦し、初球のツーシームを捉えて同点の4号2ラン。

 

4回裏にはライトへの二塁打を放っており、2試合連続のマルチ安打となった。その他の3打席は四球、ショートゴロ、ファーストゴロで4打数2安打2打点1四球。今季の打率は.200となった。

 

現地11日の試合でも、前回登板で1失点完投勝利をマークしたディラン・バンディが今回も素晴らしいピッチングを披露。7イニングを投げて10奪三振、アスレチックス打線を散発4安打無得点に封じ、チームを今季初の連勝と完封勝利に導いた。エンゼルス打線は4本塁打でバンディを援護。6対0でアスレチックスに快勝した。

 

4回裏にアンソニー・レンドンの3号ソロ、ジェイソン・カストロの2号3ラン、ブライアン・グッドウィンの3号ソロと3本の本塁打で一挙5点を先制。6回裏には2番手のダニエル・メンデンからデービッド・フレッチャーが3号ソロを放ち、リードを6点に広げた。

 

 

大谷翔平は「5番・指名打者」で先発出場し、第1打席で四球を選んだあと、第2打席と第3打席でヒットを放ち、3試合連続のマルチ安打を記録。第3打席のヒットの直後には今季2個目の盗塁も決めた。これで今季の打率は.224、OPSは.827となった。

 

復調傾向のレンドンは4打数2安打、1本塁打、1打点、1得点だった。