年俸の取り扱いを巡って労使交渉が紛糾し、60試合という異例の短縮シーズンになるMLBだが7日、2020年シーズンのスケジュールを発表した。
予想通りの強行軍で過密日程だが、メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスとマット・ケリーが7つの注目ポイントを紹介している。それを見てみると開幕や最終戦でインターリーグ戦を組むなど人気のインターリーグ戦を中心にカードを組んでいることがわかる。
60試合制でも30球団が総当たりでもないので対戦相手の運不運はつきものだ、マーリンズは60試合のうち52試合を昨年の勝率が5割以上のチームと戦うことになった。その割合は86.7%に達し、1969年の地区制導入以降では歴代最高である(これまでの最高は1970年パドレスの85.2%)。一方、ドジャースとアスレチックスは昨年の勝率が5割以上のチームとの対戦が60試合中17試合のみとなっている。
パドレスにホームフィールドアドバンテージの恩恵
パドレスは9月に1度しかカリフォルニア州を離れない。9月18~20日(現地時間)に敵地シアトルでマリナーズとの3連戦が組まれているものの、その他の試合はサンディエゴでのホームゲーム、敵地でのエンゼルス戦、アスレチックス戦、ジャイアンツ戦のため、すべてカリフォルニア州での試合となる。
【ポストシーズンの形式】
各リーグから地区優勝3チームとワイルドカード2チームがポストシーズンに進出し、一発勝負のワイルドカード・ゲーム、3勝先取の地区シリーズ、4勝先取のリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズが行われる。
【指名打者制】
ナ・リーグでも指名打者制が導入される。今のところ2021年以降については未定で、ナ・リーグでは来年、投手が打席に立つ可能性も残されている。
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