1勝1敗で3戦目にもつれ込んだ東部地区2位で第4シードのメッツ対西部地区2位で第5シードのパドレスのGAME3は、パドレスが6対0で勝ってディビジョンシリーズ(DS)進出を決めた。
MLB2022 ワイルドカード
現地10月9日(日本時間10日)、メッツの本拠地シティ・フィールドで行われたGAME3は、パドレスの先発右腕ジョー・マスグローブが7回86球、被安打1、与四球1、奪三振5、無失点という完ぺきな内容でメッツ打線を抑え込み2番手は元阪神のロベルト・スアレスが救援して1回無失点、最後はジョシュ・ヘイダーが締めた。
打線も10安打と好調。メッツ先発のクリス・バシットを早々と攻略。2回2死満塁からオースティン・ノラの2点タイムリーで先制。
4回には好調のトレント・グリシャム、5回にはマニー・マチャドのタイムリーで加点し5回終了時点で5対0とリード。8回にはファン・ソトがダメ押しの2点タイムリーでリードを広げた。
6回にはメッツのショーウォルター監督が、マスグローブに粘着物質使用の疑惑を持ち、審判団にチェックを依頼する珍しい中断もあった。審判団は、グラブや帽子だけでなく両耳まで入念にチェックしたが何もないことが分かり、試合はそのまま続行した。
この件に関してはMNsportsさんの動画がわかりやすいので参考にしていただきたい。(登録も忘れずに)
これで地区シリーズへ進出する全チームが出揃った。パドレスは11日(同12日)から第1シードのドジャースと激突する。
ダルビッシュ有が所属するパドレスが勝ったのは嬉しいが、今季リーグ2位タイの101勝を挙げたメッツが、ワイルドカードで敗退となったのはメッツ対ヤンキースのワールドシリーズを期待していたので、ちょっと残念だ。
別のブログでも紹介したが、WCで先発したメッツの3投手の年俸はシャーザー 4333万ドルとデグロム 3550万ドル、バシット 865万ドルの計 8748万ドル。一方、ワイルドカードを勝ち上がったガーディアンズは、チーム総年俸が計6925万ドルだ。
▼MLB2022 ポストシーズン スケジュール
今季から1枠増えたワイルドカードシリーズは1試合の一発勝負から3回戦制に変わった。スケジュールは公式戦終了から2日後の10月7日に始まり、休養日なしで行われる。ディビジョン(地区)シリーズ(5回戦制)は同11日、チャンピオンシップ(地区優勝決定)シリーズ(7回戦制)は同18日に開始。
これまではディビジョン・シリーズの第4戦と第5戦の間、チャンピオンシップ・シリーズの第5戦と第6戦の間にオフが設けられていたが、今年はなくなった。
ワールドシリーズ(7回戦制)は同28日に始まり、例年通り2試合、3試合、2試合の形式で両軍の本拠地で開催。第7戦までもつれれば、最終戦は史上最も遅い11月5日となる。