新型コロナウイルスのパンデミックで異例の60試合制で開催される2020年のメジャーリーグ。
メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモンは「今年ポストシーズンに進出するためには何勝が必要なのか」を分析している。
ぞれによると、ワイルドカードが各リーグ2枠となった2012年以降の8年間で延べ80球団がポストシーズンに進出しているが、その中央値は93.5勝。94勝以上でポストシーズン進出確定となり、ポストシーズン進出のためには最低でも85勝が必要だという。
◆過去8年間のポストシーズン進出確率
94勝以上:100%(40/40)
91~93勝:90.5%(19/21)
87~90勝:76%(19/25)
85~86勝:12.5%(2/16)
84勝以下:0%(0/138)
この数値からすると単純計算して35勝から38勝が優勝ラインになるが、これはあくまでも162試合制での結果であり、60試合制の短期シーズンでは、勢いに乗って勝利を重ねる予想外のチームの出現などにより、ポストシーズン進出ラインが例年より高くなることも十分に考えられる。
2020年のポストシーズン進出確率
10%:32勝28敗・勝率.533(86勝76敗に相当)
30%:34勝26敗・勝率.567(92勝70敗)
50%:35勝25敗・勝率.583(95勝67敗)
70%:36勝24敗・勝率.600(97勝65敗)
90%:38勝22敗・勝率.633(103勝59敗)
とはいえ開幕から最初の20試合の結果が重要であることは間違いないのだが、そうした混乱ぶりを象徴するようなMLB公式サイトのツイッターがあったので紹介したい。
In a shortened season, anything can happen. pic.twitter.com/JVbtpr9JoE
— MLB (@MLB) July 2, 2020
— MLB (@MLB) July 2, 2020
— MLB (@MLB) July 2, 2020
昨年地区最下位のマーリンズでも8.7%、ロイヤルズでも14.2%という確率だから世の中同様、こうした予想でもコロナ禍での状況で先行き不透明といえぞうだ。