MLB メジャーリーグ物語

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公式戦再開のカージナルスが連勝スタートで首位カブスを追走

 

MLB2020

 

 

新型コロナウイルスクラスターで17日ぶりにシーズンを再開したカージナルスが、敵地ギャランティードレイト・フィールド(シカゴ)でホワイトソックスとのダブルヘッダーを戦い、第1試合に5対1、第2試合に6対3で勝利。シーズン再開を好スタートで飾っている。

 

このホワイトソックス戦に向けては感染予防の観点から、レンタカー41台に分乗してシカゴへ移動したというチームは、第1試合、経験豊富なベテラン右腕、アダム・ウェインライトが先発して5回2安打1失点の好投を見せ今季2勝目(0敗)をマーク。

 

ウェインライト投手は、「こうなったら、やるべきことすべてを笑ってやるしかない。いまは異様な局面にあるが、全員が立派な態度でやるべきことをやっている」とコメントした。

 

また、この試合ではトップ・プロスペクトのディラン・カールソンが「6番・レフト」、マックス・シュロックが「2番・セカンド」でメジャーデビューを果たした打線は、初回にデクスター・ファウラーとアンドリュー・キズナーのタイムリーなどで4点を奪い、ウェインライトを援護した。

 

 

 

 

第2試合はメジャー初登板初先発のジェイク・ウッドフォードが3回1安打1失点と試合を作り、打線は5回表にポール・ゴールドシュミットのタイムリー、タイラー・オニールの3号2ランなどで4点を奪って逆転に成功。

 

その後はアレックス・レイエス、タイラー・ウェブ、アンドリュー・ミラーらのブルペン陣が各1イニングを無失点に抑え、リードを守り抜いた。

 

 

 

 

カージナルスは開幕から5試合を消化した後、正捕手モリーナら選手10人を含む18人が新型コロナウイルスに感染。

 

再開後はダブルヘッダーを増やすなどし、公式戦の消化に努めるとみられるが、60試合に届かなかった場合でも勝率で順位を決めるとされ、ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「結果を有効と見なせるだけの試合数はこなせると思う」と語った。

 

ナ・リーグ中部地区は、カブスが13勝5敗で首位を独走中だが、カブスの「勝率」は今後の脅威になるかもしれない。

 

なお、この地区では秋山翔吾が今季から所属しているレッズの評価が高かったが、9勝11敗と苦戦している。