1試合4本塁打男も就職難に?
昨年の8月30日の記事でも紹介した元レッズ、ブルワーズ、ジャイアンツの正二塁手だったスクーター・ジェネットの所属先が決まっていない。
ジェネットは30歳。メジャーキャリア7年で通算打率は.286、87本塁打、OPS.776。とくにレッズでの3年間は打率.298、50本塁打、OPS.837でチームの主力選手として18年のオールスターゲームにも選出されている。
19年春の負傷で奈落の底に落ちた
ただ、運が悪いことに19年のスプリングトレーニング終盤の3月22日、ブルワーズ戦でセカンド頃を処理する際に右足の付け根を痛め、これが重傷化。負傷者リスト(IR)で開幕を迎え、復帰したのは6月後半になった。ジェネット本人も準備が整う前に戻ってきたことを認めているが、厳しいシーズンになった。
この年の1月にはレッズと1年977万5000ドルで再契約していたが、結局、レッズでの21試合で打率.210と低迷。夏のトレード要員として金銭トレードでジャイアンツに移籍した。
しかし、ジャイアンツは8月戦線でプレイオフの目が断たれ、ジャイアンツに移籍後も21試合で打率.234に終わったジェネットは、アンコンディショナル・リリース・ウェーバーでお払い箱同然でリリース。当然、この扱いの選手に残りの1カ月で約180万ドルを引き受けて契約する球団もなくフリーエージェント(FA)になった。
「トレード・ルーマー」の記事によると、19年から20年にかけてのオフにカブスを含む6球団からのオファーがあったようだが、最高でもインセンティブがついて150万ドル程度の契約で、ジェネット側が希望する500万ドルとは相当の開きがあったようだ。
記事では新型コロナのパンデミックによるリーグ全体の損失を考えると、ジェネットが希望する契約を結ぶことは困難で、彼が出場を希望する場合は、マイナー契約に制限されるとしている。負傷による影響と新型コロナのWパンチで窮地に立たされている選手は多い。
🔽記事参考
https://www.mlbtraderumors.com/2020/05/scooter-gennett-free-agent-fine-not-playing.html
https://takoyaki7985.blog.fc2.com/blog-entry-4171.html