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【MLB契約情報】SFジャイアンツからDFAのジョー・パニックがメッツと契約

 

サンフランシスコ・ジャイアンツで、かつてのドラフト1巡指名選手ジョー・パニック二塁手が成績不振でDFAの後、フリーエージェント(FA)を経て現地9日、ニューヨーク・メッツと契約している。

 

 

ジャイアンツはトレードデッドラインにスクーター・ジェネットをレッズから獲得。パニックは追い出される形で8月6日にDFAとなり、翌7日にFAを選んだ。

 

 

14年にメジャーデビューしたパニックは、15年オールスター出場、16年ゴールドグラブ賞を受賞するなど、デビュー以来の華々しさからジャイアンツ生え抜きのスター候補だったが、15年から腰痛、脳震とう、股関節など、毎年のように故障に苦しみ、この2年間は100試合程度しか出場できない状態が続いていた。その結果、今季は打率.235、3本塁打出塁率.310、長打率.317、OPS.627と低迷していた。

 

 

28歳のパニックはMLBキャリア6年(MLBサービスタイムは4.100)で打率.271、出塁率.334、長打率.383、OPS .717、36本塁打、221打点、WAR6.65。守備には定評があり、ヘルシーなら戦力になるはずだ。

 

 

 

 

7月に19勝6敗の快進撃でポストシーズンの可能性が出てきたジャイアンツは、監督通算1983勝のブルース・ボーチー監督が今季で勇退するという事もあって主力を温存して補強に乗り出した。その結果、ジェネットの獲得、パニックの放出という事になったようだ。

 

 

メッツに移籍したパニックは、さっそく現地9日から始まる同地区対決のナショナルズ戦にスタメン「8番二塁手」で起用されている。