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【MLB移籍情報】ジョナサン・ルクロイがエンゼルスと合意!

 

 正捕手が補強ニーズだったエンゼルスが同地区ライバルのアスレチックスからフリーエージェントになっていたWBCアメリカ代表捕手ジョナサン・ルクロイと1年契約に合意した。ヤフースポーツのジェフ・パッサン記者ら複数のメディアが伝えている。

 

 

MLB移籍情報

 

 

エンゼルスからの公式発表はまだだが、報じられている契約内容は1年335万ドル。これに最大で400万ドルのインセンティブが付く内容になっている。

 

 

 

 

 32歳のルクロイは、ブルワーズ時代の強打の捕手という面影はなくなった。というのもブルワーズ時代の7年間は打率.284、OPS.779、79本塁打、387打点だったが、ア・リーグのレンジャーズ移籍後は、124試合で打率.254、OPS.723、15本塁打、58打点と悪化。

 

 

そのためロッキーズにシーズン途中で放出された。2017年はレンジャーズとロッキーズで123試合、打率.265、6本塁打、40打点、OPS.716。今季はアスレチックスの正捕手を務めたが、126試合で打率.241、4本塁打、51打点、OPS.617だった。

 

 

メッツがウィルソン・ラモス捕手と2年1900万ドルで合意したことを考えると、ルクロイの評価は大幅にダウンしている。

 

 

 米データ専門サイト「ファングラフス」のでもデータでは、今季のメジャーで規定打席に達した捕手は30球団で6人しかいない。400打席以上の捕手は15人で、その中でルクロイのスタッツは打率で9位、本塁打数15位、打点9位、fWARでも14位と良くない。守備防御点(DRS)を見てみると-11で、900イニング以上マスクをかぶった捕手では10人中10位とこれもパッとしない数字だ。

 

 

ただ、総合的な守備指標(Def)では11.1で4位。700イニング以上マスクをかぶった捕手でも20人中5位と総合的な守備力では高い評価を得ている。

 

 

 下記を見てもらえばわかるが、ヤスマニ・グランダル、ニック・ハンドリー、マット・ウィータースらのベテラン捕手がFA市場には残っている。

 

 

《FA捕手》


ウィルソン・ラモス(フィリーズ→メッツ

カート・スズキ(ブレーブスナショナルズ

A.J.エリス(パドレス

マーティン・マルドナードアストロズ

ニック・ハンドリー(ジャイアンツ)

ジョナサン・ルクロイ(アスレチックス)

デビン・メソラコ(メッツ)

レネ・リベラ(ブレーブス

マット・ウィータース(ナショナルズ

ジェフ・マシス(ダイヤモンドバックス

ドリュー・ビュテラ(ロッキーズ

ヤスマニ・グランダル(ドジャース

ロビンソン・チリーノス(レンジャース) →アストロズ