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【リバーウォーク北九州】2021年オフのFA注目選手は?《捕手編》PART2

今オフ( 2021-2022年)フリーエージェント(FA)になる予定のポジション別注目選手を見てみたい。

 

MLB2021オフ FA情報

 

この夏のトレード・デッドラインでは、オールスター・ブレイク以降に56件ものトレードが成立。その後も数件の移籍があり例年になく激しく動いた。

 

 

以前に紹介したFA捕手で動きがあった。MLBを代表する捕手バスター・ポージーが引退を表明した。

 

 

FA市場《捕手編》

 

 選手名 (所属球団) 21年俸 

 

 

バスター・ポージージャイアンツ)2200万ドル引退

 

ヤン・ゴームズ(アスレチックス)600万ドル

 

クリスチャン・バスケスレッドソックス)700万ドル

 

タッカー・バーンハート(レッズ)417万5000ドル※ トレード

 

マイク・ズニーノ(レイズ)300万ドル

 

ティーブン・ボート(ブレーブス)350万ドル

 

マニー・ピーニャ(ブルワーズ)165万ドル

 

オースティン・ロマイン(カブス)150万ドル

 

カート・スズキ(エンゼルス)150万ドル

 

ウィルソン・ラモス(インディアンス)100万ドル

 

※2022年オプション契約あり

 

 

 

ポージー、アビラが引退

 

バスター・ポージーが引退を表明した。ポージーは2013年3月に球団史上最長となる9年総額1億6700万ドルで契約を延長。2022年は球団側が選択権を持つオプション契約(2200万ドル)でバイアウトは300万ドルだった。

 

 

ジャイアンツは今季好調で、両リーグ一番乗りでポストシーズン進出を決めたが、正捕手ポージーの存在感は大きかった。

 

 

今季は、113試合に出場して打率.304、18本塁打、56打点、OPS.889と復活のシーズンだった。通算1500安打を達成し、通算打率3割台をキープしたままユニフォームを脱ぐことになった。

 

 

2200万ドルの球団オプションは球団側が一旦は破棄するかもしれないが、そのあとに年俸ダウンをポージー側が受け入れれば複数年契約で契約延長もあるだろうと予想していたが、見事に裏切られた。34歳での引退は早すぎる。

 

 

ポージー

 

 

ナショナルズの34歳ベテラン捕手アレックス・アビラは9月20日(同21日)に引退を表明した。

 

 

アビラは今年2月に1年150万ドルでナショナルズと契約。今季がメジャー13年目のシーズンということもあり、その経験を買われてバックアップ捕手として期待されていたが、2度の故障者リストに入っていた。

 

 

バーンハートはトレードでタイガースへ

 

一方でレッズのタッカー・バーンハートは今季116試合に出場して打率.247、本塁打7、打点48、OPS.685。来季の契約は775万ドルの球団オプションで球団がオプションを行使するかは微妙だったが、その前にタイガースにトレードした。タイガースからの交換要員はマイナー三塁手のニック・キンターナだった。

 

 

ワールドシリーズを制したブレーブスは8月20日(日本時間21日)、正捕手トラビス・ダーノー2年1600万ドル+オプション1年で契約を延長している。

 

 

さらに、カージナルスヤディアー・モリー1年1000万ドルで契約延長に合意したというニュースもあった。

 

 

マイク・ズニーノ(レイズ)、クリスチャン・バスケスレッドソックス)は来季が球団オプションになっている。球団がオプションを破棄すれば両選手とも複数の球団の争奪戦になるだろう。