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MLBに衝撃!まさかのバスター・ポージー捕手が34歳で引退

MLB2021年オフは波乱の幕開けだ。大リーグファンに限らずプロ野球ファンにも知名度抜群のメジャーを代表する捕手バスター・ポージーが引退を表明した。

 

MLB移籍情報 ポージー引退

 

現地11月4日(日本時間5日)、オールスター・ゲーム選出7度、ジャイアンツを3度のワールドシリーズ制覇に導いた名捕手バスター・ポージーが本拠地オラクルパークで引退会見を開き、正式に今季限りでの現役引退を表明した。

 

MLBを代表する捕手

 

ポージーは、メジャー12年間を振り返り「世界で最も才能のある選手が集まるリーグでプレーでき、幸せだった。現役生活を通じ友情を育めたことを幸運だと感じている。そうした選手たちが、これからも長くプレーを続けていくのを楽しみにしている」と話した。

 

 

今季はブランドン・ベルト、ブランドン・クロフォードといったワールドシリーズ制覇経験者とともにチームを牽引し、球団新記録となる107勝シーズンの正捕手として開幕前は評価の低かった投手陣をリードした。

 

 

2008年のドラフト1巡(全体5位)でジャイアンツが指名。ジャイアンツ一筋に12年プレーし、2010年の新人王と2012年のシーズンMVPを受賞。フランチャイズ・プレーヤーとしてジャイアンツを3度世界一に導いた。

 

 

ポージー

 

 

2011年にはホームベース上でスコット・カズンズから激しいタックルを受け、左下腿の腓骨骨折と左足首靱帯断裂の重傷を負い、そのあとのシーズンを全休。これがきっかけで激しいスライディングを規制する「コリジョンルール制定」につながった。

 

 

昨年は、7月に養子とした双子の女の子が妊娠32週目に早産で生まれ、コロナ禍の中、家族を気遣ってシーズンの出場辞退を表明した。

 

 

今季は113試合に出場して打率.304、18本塁打、56打点、OPS.889と復活のシーズンだった。通算1500安打を達成し、通算打率3割台をキープしたままユニフォームを脱ぐことになった。

 

 

 

 

シルバースラッガー賞を4回受賞している打撃力と、ゴールドグラブ賞(2016年)やフィールディング・バイブル賞(2015年、2016年)を受賞している守備力に加え若手の投手たちをリードするカリスマ性を持った捕手だった。

 

 

ポージー引退の理由

 

ポージーが現役引退を決断した理由は、MLB公式サイトによると家族の存在が大きいらしい。

 

 

昨季は双子の女の子を養子に迎えるという事情もあり、新型コロナウイルスパンデミックのなかで出場辞退を決断。多くの時間を家族とともに過ごした。

 

 

2013年にジャイアンツと結んだ長期契約が今季で切れるが、34歳という若さでユニフォームを脱ぐことを決断したのは、「家族と過ごす時間の大切さに気付いたからなのかもしれない」ということだ。

 

 

ポージーは家族について「素晴らしい瞬間を一緒に祝ってくれた。そして、より重要なのは、最悪の時期にも一緒にいてくれたことだ。そういうときに助けてくれた」と語っている。

 

 

 

 

 

 

▽記事参考/引用

 

MLB.jp

http://www.mlb.jp/category/news/#45644