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5月に「バスター・ポージー・デー」開催決定!SFジャイアンツ

メジャーリーグのオフシーズンがスタートした昨年の11月5日にも紹介したが、この選手の引退表明は衝撃だった。

 

そして、この選手の活躍を称えるメモリアルデーを開催することを発表した。

 

 

MLB情報 SFジャイアン

 

5月に「バスター・ポージー・デー」を開催

 

ジャイアンツは現地時間5月7日に本拠地オラクル・パークで行われるカージナルス戦でバスター・ポージー・デー」を開催することを発表した。

 

 

 

 

当日の式典内容は試合前の表彰式で、ポージーのスピーチや記念品授与、球団永久欠番の発表などが予想され、ファンに対しては記念グッズの配布なども行われるだろう。

 

球団史上最高の捕手として称えられるポージーに対してサンフランシスコの地元ジャイアンツファンのスタンディングオベーションする光景が目に浮かぶ。本人にとってもふぁんにとってもかけがえのないメモリアルな式典になるだろう。

 

MLBを代表する捕手

 

引退表明の会見でポージーは、メジャー12年間を振り返り「世界で最も才能のある選手が集まるリーグでプレーでき、幸せだった。現役生活を通じ友情を育めたことを幸運だと感じている。そうした選手たちが、これからも長くプレーを続けていくのを楽しみにしている」と話した。

 

2008年のドラフト1巡(全体5位)でジャイアンツが指名。ジャイアンツ一筋に12年プレーし、2010年の新人王と2012年のシーズンMVPを受賞。フランチャイズ・プレーヤーとしてジャイアンツを3度世界一に導いた。

 

 

ポージー

 

2011年にはホームベース上でスコット・カズンズから激しいタックルを受け、左下腿の腓骨骨折と左足首靱帯断裂の重傷を負い、そのあとのシーズンを全休。これがきっかけで激しいスライディングを規制する「コリジョンルール制定」につながった。

 

2020年は、7月に養子とした双子の女の子が妊娠32週目に早産で生まれ、コロナ禍の中、家族を気遣ってシーズンの出場辞退を表明した。

 

2021年はブランドン・ベルト、ブランドン・クロフォードといったワールドシリーズ制覇経験者とともにチームを牽引し、球団新記録となる107勝シーズンの正捕手として開幕前は評価の低かった投手陣をリードした。

 

113試合に出場して打率.304、18本塁打、56打点、OPS.889と復活のシーズンだった。それだけに2021年11月の引退表明は衝撃的だった。34歳だった。

 

ポージーは、通算1500安打を達成し、通算打率3割台をキープしたままユニフォームを脱ぐことになった。

 

 

 

 

シルバースラッガー賞を4回受賞している打撃力と、ゴールドグラブ賞(2016年)やフィールディング・バイブル賞(2015年、2016年)を受賞している守備力に加え若手の投手たちをリードするメンター的な存在だった。

 

ポージー引退の理由

 

ポージーが現役引退を決断した理由は、MLB公式サイトによると家族の存在が大きいらしい。

 

昨季は双子の女の子を養子に迎えるという事情もあり、新型コロナウイルスパンデミックのなかで出場辞退を決断。多くの時間を家族とともに過ごした。

 

2013年にジャイアンツと結んだ長期契約が今季で切れるが、34歳という若さでユニフォームを脱ぐことを決断したのは、「家族と過ごす時間の大切さに気付いたからなのかもしれない」ということだ。

 

ポージーは家族について「素晴らしい瞬間を一緒に祝ってくれた。そして、より重要なのは、最悪の時期にも一緒にいてくれたことだ。そういうときに助けてくれた」と語っている。

 

 

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