意外なニュースが年末に飛び込んできた。シーガー兄弟の兄、カイル・シーガーが現役引退を表明した。
MLB情報 カイル・シーガーが引退表明
7年契約が終了してマリナーズからFAとなっていたカイル・シーガーが現役引退を表明した。ジュリー夫人がツイッターで明かしたもので、FOXニュースなど複数のメディアが伝えている。
A note from my husband. pic.twitter.com/Zl5peB3vR2
— Julie Seager (@JulieSeager15) December 29, 2021
Kyle Seager has announced his retirement. pic.twitter.com/JMwE3KtHIu
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) December 29, 2021
2009年ドラフト3巡目でマリナーズ入りしたシーガーは、2011年にメジャーデビュー。翌年からレギュラーに定着し、2014年にはオールスターに選出されたほか、ゴールドグラブ賞を獲得。
今季も159試合に出場して打率.212、本塁打35、打点101、OPS.723を記録。打率はキャリア最低だったが、一方で本塁打数と打点は自己最高だった。
11年間のメジャー生活をマリナーズ一筋で過ごし、通算1395安打、通算242本塁打、1395安打を放つなど、チームリーダーとして活躍していた。
シーガーは妻のジュリーのツイッターを通して「本日、私はメジャーリーグからの引退を発表します。家族、友人、そしてファンの皆様、私のキャリアにずっとついてきてくれてありがとうございました。素晴らしい旅でしたが、人生の次のチャプターにも信じられないくらいワクワクしています」とのコメントを発表した。
MLB公式サイトでは、「労使交渉のもつれによるロックアウトで移籍市場の動きがストップしてしまったことが影響したとみられるが、マリナーズ一筋のフランチャイズ・プレーヤーとしてキャリアを終えたいとの思いもあったのかもしれない」としている。
すでに引退を表明しているジャイアンツのバスター・ポージーと共に、ウエストコーストからスター選手が消えていくことになった。日本のメジャーファン、とくにマリナーズファンとしては残念だろう。