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【MLB移籍情報】マリナーズとDバックスでインパクトのある複数トレードが成立

 

 

マリナーズダイヤモンドバックスの間で複数トレードが成立している。

 

MLB移籍情報

 

 

 マリナーズは現地23日、ダイヤモンドバックスとのトレードでジーン・セグラ内野手、ミッチ・ハニガー外野手、ザック・カーティス投手を獲得し、その見返りとして右腕タイファン・ウォーカー投手、ケーテル・マルテ遊撃手を放出した。

 

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 24歳のウォーカーは、今シーズン終了後に右足の骨片を除去するために関節鏡手術を受けた。2月のスプリングトレーニングには間に合う見込みだが、14年3月にも右肩を故障している。投球スタイルは、キレの良い4シームが武器の右の本格派。ただ制球力に難がある。

 

 2015年は29試合の先発で初の2ケタ勝利(11勝8敗)をマークしたが、防御率4.56と安定感を欠いた。そして4年目の今季も25試合の登板で8勝11敗、防御率4.22、WHIP1.24、FIP4.99とフェルナンデス、岩隈につぐ3番手になりきれないシーズンを過ごした。

 

 また、先月12日に23歳になったばかりのマルテは、昨季メジャーデビューして57試合で打率.283、2本塁打、17打点、8盗塁の成績。

 

2年目の今シーズンも119試合に出場し、打率.259、1本塁打、33打点、11盗塁とまずまずの結果を残したが、守備では課題が多く、遊撃手でリーグワーストタイの21失策・守備率.956、DRS -2、UZR -10だった。

 

 一方、マリナーズに移籍したセグラは今季、153試合で打率.319、20本塁打、64打点、33盗塁とキャリアベストの成績。OBPも.368と高く1番打者としても期待できる。

 

ただ、守備では大半が二塁手で出場。コンバートされる遊撃では23試合しか出場していない。

 

 マリナーズは、カノー二塁手シーガー三塁手は確定しているが、一塁手と遊撃手はこの数年間の補強ポイントで、一塁手に関しては、すでに紹介した通り補強済み。問題はセンターラインである遊撃手だった。

 

 マリナーズが獲得したミッチ・ハニガー外野手もダイヤモンドバックスマイナーリーグ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれているプロスペクトで、メジャーでは今季デビューで打率.229、OBP.309、OPS.713と結果を残せていないが、一定レベル以上のポテンシャルはあり、シーズンを通して25人枠に残る可能性はある。