ニューヨーク・ヤンキースの守護神デリン・ベタンセス投手が、来年3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にドミニカ共和国代表として出場することを表明した。出場すれば、WBC初出場になる。
Team Dominican Republic has added 🔥 🔥 🔥 to the back of its bullpen! @DBetances68 will pitch in the #WBC! https://t.co/KeR3b2fFj0 pic.twitter.com/sD46CMKR0K
— WBC Baseball (@WBCBaseball) 2016年11月24日
ベタンセスは28歳、今季はチャップマンとミラーが抜けた後のヤンキースの守護神として73試合、12セーブ、28ホールドを記録している。
ニューヨーク・マンハッタンのワシントンハイツで生まれたベタンセスは、両親がドミニカからの移民。
地元紙『ニューヨーク・ポスト』(電子版)が現地23日に報じたところによれば、アメリカチームにするか、両親の母国ドミニカ代表で出場するか迷ったという。
ドミニカ代表チームは第3回WBC(2013年)を全勝優勝している。同国は、前回の覇者として今回のWBCに参加する。初戦は3月9日、マイアミで開催する。
ちなみに、下記が前回大会の初戦、対ベニズエラ戦でのドミニカのスタメン。
全員が、メジャーリーガー。凄いメンバーだが、当時マーリンズのハンリー・ラミレス(現ドジャース)がサードを守っている。この時は、カノ―が3打点をマークして9対3で勝っている。
これを見れば、ベタンセスが母国の代表として名を連ねたいと思うのは当然かもしれない。ベタンセスが出場すれば、当時、代表チームのクローザーだったフェルナンド・ロドニーに代わってクローザーを任される可能性が考えられる。
ドミニカ代表は前回捕手で出場したカルロス・サンタナが所属チームのインディアンスでは、一塁やDHとして出場していることからヤンキースで今季後半に大ブレイクしたゲーリー・サンチェス捕手を代表に選ぶ可能性もある。
なお、同紙によれば、メッツの剛腕ノア・シンダガードは、アメリカ代表を辞退したと報じている。