全30球団の開幕スタメン&ローテ予想
今回はオーナーが変わって大補強を公言していたニューヨーク・メッツを紹介したい。メッツは、このオフシーズンをフォローするのに最も興味深いチームの1つだった。
第5弾はオーナーが変わって大補強を公言していたニューヨーク・メッツ
しかし、なぜかスッキリしないオフシーズンだった。あまり触れたくないが12月に就任したばかりのジャレッド・ポーター新GMがセクハラスキャンダルで解雇になったからだ。
サンディ・アルダーソン球団社長を支えるGMとして期待された人物だったが、新装開店チームの責任者に下半身スキャンダルが発覚すれば新オーナーとしても解雇せざるをえない。
編制のカギを握るキーマンが、そんな感じだからイマイチな感じのストーブリーグに見えてしまった。
不安が残る先発ローテ
リック・ポーセロはFA、スティーブン・マッツをトレードで放出した。トレバー・バウアー争奪戦には敗れ、先発左腕ジェームズ・パクストンも獲れなかった。
仕方なくといっては失礼だが、プランCぐらいで市場に残っていたタイワン・ウォーカーと契約。左投げがいないので若手25歳の左腕デビッド・ピーターソンが5番手に入る。
先発ローテの懸念材料は多い。2点は最低でもある。
①ノア・シンダーガードのトミー・ジョン手術からのリハビリだ。そう簡単には以前のようなパフォーマンスは発揮できないだろう。
②コロナのパンデミックの影響で昨季は出場を辞退したマーカス・ストローマンが1年間、以前のように投げられるかも不安だ。
ピーターソンにしてもメジャーで9試合に先発しただけのキャリアだ。パイレーツ、パドレスとの3チーム間トレードで獲得したジョーイ・ルケーシーが入る可能性もある。オープナーを時々利用することもあるかもしれない。
先発ローテーション
1 ジェイコブ・デグロム(RHP)
2 カルロス・カラスコ(RHP)
3 マーカス・ストローマン(RHP)
4 タイワン・ウォーカー(RHP)
5 デビッド・ピーターソン(LHP)/ジョーイ・ルケーシー(LHP)
ブルペン
エドウィン・ディアス
トレバー・メイ
ミゲル・カストロ
デリン・ベタンセス
ジェウリス・ファミリア
アーロン・ループ
ジェイコブ・バーンズ
ロバート・グセルマン
ドリュー・スミス
ブルペンは、エドウィン・ディアスがクローザー。上から5人ぐらいは確定だが、ほかは流動的。ベテラン左腕ジェリー・ブレビンスなどがマイナー契約。メジャー経験のある左腕マイク・モンゴメリーなどもマイナーにいるのでブルペンの交代要員になるだろう。
WBCプエルトリコ代表だったセス・ルーゴの故障離脱はブルペンのマイナスポイントだ。
Here's Noah Syndergaard, post-Tommy John surgery, throwing a bullpen session at Mets camp. pic.twitter.com/ApjEJQVXlo
— Anthony DiComo (@AnthonyDiComo) February 24, 2021