MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

MLB2021 ブレーブスの開幕スタメンと先発ローテ予想

3連覇中のブレーブス、スニッカー監督と契約延長

 

 

エンゼルスパドレスドジャースと西海岸のチームを紹介したので、今回はナ・リーグ東部地区のアトランタ・ブレーブスを紹介する。

 

 

現地26日(日本時間27日)、ブレーブスブライアン・スニッカー監督との契約を2023年まで延長したことを発表した。

 

 

スニッカー監督がブレーブスの監督に就任したのは2016年のシーズン途中5月のことだった。

 

 

そのあたりの経緯は、このブログでも紹介したが、5月17日に成績低迷を理由に解任されたフレディ・ゴンザレス監督に代わり、三塁コーチからブレーブス第48代監督に就任した。最初は暫定的な監督だと思われたが、予想外の長期政権になった。

 

 

スニッカー氏は1977年から40年間にわたりブレーブスや傘下スタッフとして球団運営に関わっている人物だが、18年に地区優勝に導き、昨年まで地区3連覇を続けていることが評価されたのだろう。

 

 

チームは全体的にサービスタイムの若い選手が多く、2018年ごろのチーム内プロスペクトランキング20位以内の選手が順調に育って来ているイメージだ。

 

 

 

モートンが加入した先発陣

 

先発ローテーションにはチャーリー・モートンドリュー・スマイリーを追加。マイク・フォルティネビッチを放出した。

 

 

先発ローテーション

 

1 マックス・フリード(LHP)

2 チャーリー・モートン(RHP)

3 イアン・アンダーソン(RHP)

4 ドリュー・スマイリー(LHP)

5 カイル・ライト(RHP)

※マイク・ソローカ(RHP)

 

 

エース格だったマイク・ソローカが昨年8月にアキレスけんを断裂。番記者の予測では早い時期に戻ってくるとしているが、彼が復活すれば、彼を中心に経験豊富なベテラン2人と安定感のある先発ローテーションになる。昨年はMLB全体で28位(防御率)だった。

 

 

ブルペンは?

 

ウィル・スミス(LHP)

クリス・マーティン(RHP)

タイラー・マツェック(LHP)

AJミンター(LHP)

ジェイコブ・ウェブ(RHP)

ルーク・ジャクソン(RHP)

グラント・デイトン(LHP)

ジョシュ・トムリン(RHP)

※ショーン・ニューカム(LHP)

 

 

クローザーはスミスとマーティン。このブルペンに先発陣からショーン・ニューカムが配置転換されそうだ。昨年はMLB全体で4位(防御率)だった顔ぶれに大きな変化はない。左腕が多いので、マイナー契約の右腕カール・エドワーズ・ジュニアにも注目したい。

 

 

 

上位打線は破壊力がある

 

野手に大きな動きはないがマーセル・オズーナと再契約して打線の戦力ダウンは食い止めた。三塁手が物足りないイメージで、内野の控えとしてジェイク・ラムとも単年100万ドルで契約している。

 

 

捕手は正捕手がトラビス・ダーノー、控えがアレックス・ジャクソンだが、最終的にはタイラー・フラワーズと1年間の契約を結ぶ可能性もある。

 

 

内野陣は、一塁が フレディ・フリーマン。二塁がジー・アルビーズジェイソン・キプニス。キプニスは必要に応じて二塁手と外野手でプレーする。 遊撃手はダンズビー・スワンソン三塁手オースティン・ライリー

 

 

外野手は左からオズーナ、中堅がエンダー・インシアーテと若手22歳のクリスチャン・パチェが争う。右翼はロナルド・アクーニャJr.だろう。

 

 

インシアーテがパチェにレギュラー争いで敗れた場合は第4の外野手に回り、オズーナの控えになる可能性が高い。

 

 

ヨハン・カマルゴが伸び悩んでおり、キプニス、ジェイク・ラムと共にベンチ要員かユーティリティーとして起用されると考えられる。かつてジャイアンツなどで活躍したパブロ・サンドバルマイナー契約している。

 

 

打線のラインナップ

1(右)ロナルド・アクーニャJr.

2(二)オジー・アルビーズ

3(一)フレディ・フリーマン

4(左)マーセル・オズーナ

5(捕)トラビス・ダーノウ

6(遊)ダンズビー・スワンソン

7(三)オースティン・ライリー

8(中)エンダー・インシアーテ

 

 

上位打線は昨年と同様で破壊力がある。打線にインパクトを与えるほどでもないが、22歳のクリスチャン・パチェ中堅手に入る可能性もあり注目したい。攻守が売りのドミニカンだ。