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【MLB移籍情報】メッツがトレバー・メイと2年1500万ドルで合意、ブルペン補強!

 

MLB移籍情報 

 

 

 

メッツが新オーナーに代わって初の本格補強

 

アメリカでは例年、11月の第4木曜日「Thanksgiving Day」(感謝祭)の休暇が明けると、クリスマスの「Happy Holidays」まで、恒例のショッピングシーズンが始まる。返品できることを良いことに買いまくるのが、アメリカの消費者傾向だったが、選手の獲得(補強)となるとそう簡単にはいかない。

 

 

 

 

ここまではスローな展開のストーブリーグ

 

例年、MLBは12月の上旬に、オーナーからマイナーリーグ関係者まで一堂に会する一大“ジョブフェア”であるウィンターミーティング(WM)を開催する。

 

通常は、感謝祭からWMまでの期間に大物選手が決まり、順に高額の先発投手、次に捕手、二遊間のスキルプレイヤーなどの順に決まっていくパターンが多かったが、今季はスローな展開がつづいている。

 

 

メッツがブルペンを補強

 

そんな状況の中、新オーナーに代わった注目のメッツに動きがあったようだ。

 

MLBネットワークのジョン・ヘイマンがツインズからフリーエージェント(FA)になっていたリリーバー、トレバー・メイと2年1500万ドルで合意したことを伝えている。

 

 

31歳の右腕は、ツインズで過去3シーズンにわたって防御率3.19、キャリア6年で通算防御率4.44、通算FIP3.65。

 

今季は防御率3.86で、9イニングあたりの奪三振率14.7はメジャー7位。17年にトミー・ジョン手術で1年間全休したが、手術から復帰後は、それまで93.9マイルだった球速が96.4マイルまで上昇。威力を増している事も高い評価につながっている。

 

 

 

 

メッツのブルペンは?

 

トレバー・メイの加入で今季MLB30球団中24位(防御率)だったメッツのブルペンは厚みを増した。

 

クローザーは、やや心配なエドウィン・ディアス。その前のセットアッパーにデリン・ベタンセス。メイは、その間の8回を任されるのかもしれない。

 

ほかには、16年にメッツで51セーブのジュウリス・ファミリアや夏にオリオールズから獲得した25歳のドミニカン右腕ミゲル・カストロ。キャリア10年のベテラン右腕ブラッド・ブラックや先発もできるセス・ルーゴらがいる。

 

 

新オーナーの下での初の本格的補強

 

ヘッジファンドマネジャーで富豪のスティーブ・コーエン氏が正式にオーナーとなったメッツは、ゼネラルマネージャー(GM)が決まっていない。

 

ただ、新GMが決まるまでの間は元GMのサンディ・アルダーソン氏が運営部門を担当。

 

アルダーソン氏は、チームの懸念領域としてブルペンを挙げ、「私たちには埋めるべき穴がたくさんあります」、「先発投手、外野手、先発投手、捕手の補強について検討しています。ブルペンも少し強化したいと思います。」と、先週コメントしていた。

 

MLB公式サイトによると、メイはメッツでジェレミー・ヘフナー投手コーチと再会する。ヘフナーは19年にツインズで投手コーチ補佐を務めていたが、この年、メイは65試合に登板して5勝3敗2セーブ、17ホールド、防御率2.94という自己最高の成績をマーク。メイは、ヘフナーコーチの指導の下で好成績を残していた。

 

公式サイトでは、「メイにとってヘフナーの存在がメッツと契約する決め手となったのかもしれない」としている。

 

メッツは「改装オープン」の大補強が予想され、今オフの注目球団だ。

 

 

 

 

▽Information source

 

https://www.mlb.com/news/trevor-may-mets-deal

 

 

 

 

【追記】

現地12月2日(日本時間3日)、トレバー・メイは2年1550万ドルで正式に契約した。