メッツのマーカス・ストローマンがクオリファイング・オファー(QO)を受け入れたことはお伝えしたが、ジャイアンツのケビン・ゴーズマンも受託した。
MLB契約情報
クオリファイング・オファーは2名が受託、4名が拒否
返答期限が現地時間11月11日午後5時(日本時間11月12日午前7時)に迫っていた2020年のQOは2人が受託してトレバー・バウアー(レッズ)、J・T・リアルミュート(フィリーズ)、D.J.ルメイヒュー(ヤンキース)、ジョージ・スプリンガー(アストロズ)の4人が拒否した。
トレバー・バウアー(レッズ)写真上段左
J.T.リアルミュート(フィリーズ)下段左
D.J.ルメイヒュー(ヤンキース)上段右
ジョージ・スプリンガー(アストロズ)下段中
マーカス・ストローマン(メッツ)下段右
ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)上段中
微妙なのは2人の先発右腕ストローマンとゴーズマンだった
微妙だったのはマーカス・ストローマン(メッツ)、ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)の2人だったが、両者とも提示を受け入れてチームに残留することを選んだ。
.@STR0 accepts Mets' qualifying offer. https://t.co/w3XZg2iJ4V pic.twitter.com/uy8qpiYhM5
— MLB (@MLB) November 11, 2020
メッツの先発右腕マーカス・ストローマンは新型コロナウイルス感染への懸念から、今季は出場を辞退して1球も投げていない。彼は19年にブルージェイズで21試合に先発して防御率2.96をマークし、19年7月下旬のトレード期限にメッツへ移籍。
メッツ移籍後は11先発で防御率3.77と平凡なパフォーマンスで個人的には彼の力を評価していないが、メッツはジェイコブ・デグロームとデービッド・ピーターソンの2人しか計算できる先発投手がいないため、先発ローテの補強が急務だった。
メッツはスティーブ・コーエン氏が新オーナーになって「新装開店」の大型補強シーズンなので、今季は投げていなくても、やや高いと感じたがQO提示したという事なのか?
仮にメッツが同オファーを拒否されてストローマンが他球団へ流出した場合でもドラフトでの補償指名権を得ることもできる。メッツにとって、ストローマンへ同オファーを提示するのは非常に理にかなっていた。
29歳のケビン・ゴーズマンは大方の予想通りQO提示を受け入れてジャイアンツの残留が決定。
今季は、防御率3.62、奪三振率11.92の好成績をマーク。エース格の右腕ジョニー・クエトよりも好成績で、来季は先発ローテの核として期待される。今季900万ドルの契約だったので、QOの1890万ドルは大幅アップだ。この後、ジャイアンツと契約を延長する可能性も残されている。