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【訃報】歴代2位通算755本塁打のハンク・アーロン氏が86歳で死去

ハンク・アーロン氏が86歳で死去

歴代2位の通算755本塁打、歴代最多の2297打点を誇るハンク・アーロン氏が22日(日本時間23日未明)に死去した。86歳だった。

ミルウォーキーブレーブスで12年間、アトランタ・ブレーブスで9年間、ミルウォーキー・ブリュワーズで2年間の合計23年間にわたってメジャーで活躍したハンク・アーロン氏。

1974年にベーブ・ルースの通算本塁打記録を更新し、引退するまでに通算755本塁打を記録した。

この通算755本塁打は2007年にバリー・ボンズ氏に塗り替えられるまで33年間、メジャー最多本塁打記録だった。薬物疑惑のあるボンズの式典に出席しないと表明したこともあった。

本塁打記録だけではない。通算3771安打はMLB歴代3位。21年連続オールスター・ゲーム出場、20年連続20本塁打以上、打率3割以上を14度、40本塁打以上を8度。ゴールドグラブ賞3度、スラッガーでありながら盗塁を240も記録している。

1982年にアメリカ野球殿堂入り。氏の背番号『44』は1976年の現役引退とともにブルワーズで、また長く在籍したブレーブスでも引退の翌年にそれぞれ永久欠番に指定されている。また、野手として初めてMLBの2チームでの永久欠番表彰者となった。

MLBは、この偉大な選手をリスペクトして1999年には各リーグから1名ずつ、最高の打者を表彰するアワードとしてハンク・アーロン賞を創設している。

晩年は、野球の世界的な普及にも力を注ぎ、世界少年野球大会を通算868本塁の日本の本塁打王王貞治氏と創設した。野球を通じた日米間の青少年交流に貢献したとして、15年秋の叙勲で旭日小綬章を受章するなど、日本との関係も深かった。

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