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【MLB移籍情報】マーリンズのリアルミュート捕手に対してアストロズがトレード打診

デレク・ジーターCEOは、シーズンチケットを売るどころか、ペイロール削減のために主力選手を“ファイヤーセール”してマイアミのファンから不評を買っている。

 

MLB移籍情報

 

 

そのマイアミ・マーリンズで次に放出されそうなのが、捕手のJ.T.リアルミュート。主力放出の中で、当初は、チーム再建のコアとしてイエリッチ外野手と共に名前が挙がっていたが、イエリッチもトレードを希望、彼もチームを去りそうな状況だ。

 

26歳のリアルミュートは昨年、キャリアハイの17本塁打をマーク。打率.278、17本塁打、65打点。

 

メジャー30球団で、規定打席を上回った捕手は、ジャイアンツのポージーヤンキースのサンチェス、カージナルスモリーナと彼の4人しかいない。141試合は捕手部門で最多出場になる。

 

ファンタジーベースボールでも、捕手部門でサンチェス、コントレラス、ポージーについて4位の評価だ。サラリー面を見ても年俸調停1年目。今後の伸びしろを考えても290万ドルは格安と言える。

 

 

Top ten fantasy baseball catchers entering 2018

 

1). Gary Sanchez NYY

2). Willson Contreras CHC

3). Buster Posey SF

4). J.T. Realmuto MIA

5). Wilson Ramos TB

6). Evan Gattis HOU

7). Salvador Perez KC

8). Yadier Molina STL

9). Wellington Castillo CHW

10). Jonathan Lucroy

(MLB)

 

 

そのリアルミュートに関しては、以前にナショナルズがトレードを打診したが、マーリンズが、ナショナルズのトッププロスペクトであるビクター・ロブレス外野手やホアン・ソト外野手などを要求したためペンディング状態が続いている。

 

そして、スプリングトレーニングを間近に控えてアストロズが、アプローチをかけているという報道が流れた。

 

シリウスXMラジオのクレイグ・ミッシュ氏のツイートなどを受けてMLB公式サイトなどが詳細を報道。それによるとアストロズがトレード交渉を行い、マーリンズは交換要員としてトッププロスペクトのカイル・タッカー外野手を要求しているという。

 

ほかには、交換要員としてアストロズの先発投手コリン・マクヒューの名前も挙がっている。

 

 

リアルミュート

 

 

スタントン、オズーナ、イエリッチというメジャー屈指の外野陣を一気に放出したマーリンズは、外野手も補強ニーズ。

 

ナショナルズは、ブライス・ハーパー外野手が2018年シーズン終了後にFAで、以前から「ヤンキースが狙っている」との噂もあり、簡単には外野手のプロスペクトを手放せない状況が考えられる。

 

これに対してアストロズは、ジョージ・スプリンガー、ジェイク・マリスニック、ジョシュ・レディックを3年間コントロールでき、デレク・フィッシャーも控えているため、外野手のプロスペクトを手放せる状況。

 

また、アストロズは主力捕手のブライアン・マッキャンとエバン・ギャティスがベテランで、残りの契約期間も少なく、中期的視野に立てばJ.T.リアルミュートの獲得に本腰を入れることは、今後の覇権を考えても懸命な判断と言える。