MLB2017年シーズンのゴールドグラブ賞受賞者が発表された。
嬉しい初受賞はマーティン・マルドナード捕手(エンゼルス)ら、ア・リーグが4人。ナ・リーグがマーリンズのマーセル・オズーナ外野手ら2人だった。
マルドナードはプエルトリコ出身の31歳。昨年オフにブルワーズからエンゼルスに移籍、それまで控え捕手だった遅咲きの選手だが、移籍後は正捕手として14本塁打を記録するなど打撃部門でキャリアハイの数字を叩き出したが、打撃よりは盗塁阻止率38.7%などリーグトップの守備が評価された。
ア・リーグの捕手部門はサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)が5年連続受賞していた。
#GoldGlove Winner Martín Maldonado led the Majors with 137 games behind the plate. @Machete1224 sat atop American League catchers with a 38.7 caught stealing percentage (100+ games) and a .998 fielding percentage. pic.twitter.com/jb8wGVq2cI
— Angels (@Angels) 2017年11月8日
ナ・リーグもタッカー・バーンハート捕手(レッズ)が初受賞。8年連続のヤディアー・モリーナ(カージナルス)、昨季受賞のWBCアメリカ代表捕手バスター・ポージー(ジャイアンツ)らを抑えての初受賞だった。
26歳のバーンハートはメジャー4年目の今季、打率.270、出塁率.347、長打率.403、OPS.750。
打撃部門ではモリーナ、ポージー、リアルミュート(マーリンズ)には劣り、規定打席にも達していないが、100試合以上出場した捕手の中ではMLBトップの.999という高い守備率が評価された。9月には2022年までの契約延長をレッズと合意している。
奇しくも両リーグの捕手部門は、2人とも初受賞だった。また、ワールドシリーズを争ったアストロズとドジャースからは一人も選ばれなかった。
一塁:エリック・ホズマー(ロイヤルズ:4度目)
二塁:ブライアン・ドージャー(ツインズ:初)
三塁:エバン・ロンゴリア(レイズ:3度目)
左翼:アレックス・ゴードン(ロイヤルズ:5度目)
中堅:バイロン・バクストン(ツインズ:初)
右翼:ムーキー・ベッツ(レッドソックス:2度目)
投手:マーカス・ストローマン(ブルージェイズ:初)
捕手:タッカー・バーンハート(レッズ:初)
一塁:ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス:3度目)
二塁:DJレメイヒュー(ロッキーズ:2度目)
三塁:ノーラン・アレナド(ロッキーズ:5度目)
遊撃:ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ:3度目)
左翼:マーセル・オズーナ(マーリンズ:初)
中堅:エンダー・インシアーテ(ブレーブス:2度目)
右翼:ジェイソン・ヘイワード(カブス:5度目)
投手:ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス:4度目)