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【MLB契約情報】ダルビッシュがカブスと6年1億2600万ドルで合意

 

バッテリー組のスプリングトレーニングを数日後に控えた10日(日本時間11日)、ダルビッシュ有シカゴ・カブスと6年1憶2,600万ドルで合意した。複数のメディアが報じている。

 

MLB契約情報

 

 

ジェイク・アリエッタ、エリック・ホズマー、J.D.マルティネス、そしてダルビッシュ有は、17年オフのフリーエージェント(FA)におけるトップ4だ。

 

しかし、歴史的なストーブリーグの停滞で、彼ら4人どころかFA市場には100人前後が未契約という状態が続いている。

 

契約内容は、6年1億2,600万ドル(年平均2,100万ドル)。インセンティブがあって最大で1億5,000万ドルになるとの事だが、この満額を手にするための条件は複数回のサイ・ヤング賞獲得などハードルが高い。ほかにはトレード拒否権と数年後には契約を破棄してFAを選択できるオプトアウトが付けられている。

 

 

ここでも紹介したが、先日、USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールが予想していたようにジョニー・クエトがジャイアンツと契約した6年1億3,000万ドル前後になった。

 

 

カブスは2016年にワールドシリーズを108年ぶりに制覇。昨年もナ・リーグ中地区で2連覇している。

 

先発ローテーションは、3月に32歳になるジェイク・アリエッタと39歳ジョン・ラッキーが抜けたものの若返ったという印象で、左のエース、ジョン・レスター(34)と昨年、ホワイトソックスから補強した左腕ホゼ・キンターナ(29)などのフロントスターターやカイル・ヘンドリクス(28)、タイラー・チャットウッド(28)など、リーグを代表する先発ローテーションに生まれ変わった。

 

 

カブス

 

 

この地区は、昨年前半戦で首位を走った2位ブルワーズや3位の名門カージナルスなどが巻き返しを狙って積極的に補強。今季も混戦になるかもしれないが、ダルビッシュの加入はチームにインパクトをもたらし、この地区の戦力バランスに大きな変化をもたらしたことになる。

 

カブスは、上原浩治がFAになってチームを去ったが、ダルビッシュが外野フェンスの蔦が名物のリグレーフィールドに戻って来る。日本人ファンとしては楽しみなチームに移籍してくれた。