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【MLB移籍情報】タイガースとレッズ間で早くもトレードが成立

ジャイアンツの正捕手バスター・ポージーの引退は衝撃的なニュースだったが、タイガースとレッズ間で捕手が絡むトレードが合意に至ったようだ。

 

MLB移籍情報

 

現地11月3日(日本時間4日)、タイガースはマイナー三塁手のニック・キンターナとのトレードでレッズからタッカー・バーンハート捕手を獲得したことを発表した。

 

 

 

ストーブリーグの駆け引きは始まっている

 

30歳のバーンハートは、今季116試合に出場して打率.247、本塁打7、打点48、OPS.685を記録。

 

メジャーキャリア8年で、通算打率.248、本塁打51、OPS.696と攻撃的な捕手ではないが、ゴールドグラブ賞を2度受賞(2017年、2020年)している好守が売りの選手。

 

レッズは若手捕手のタイラー・スティーブンソン(打率.286 / OBP.366 / SLG.431)を正捕手に起用する方針で、バーンハートの球団オプションの775万ドルを行使しない方針で、彼がFA市場に出る前にトレードして何らかの対価を得ようという事だろう。早くもストーブリーグの駆け引きが始まっている。

 

正捕手獲得が急務だったタイガース

 

バーンハートを獲得したタイガースは、来季の契約オプションを行使する見込み。

 

若手捕手のジェイク・ロジャースがトミー・ジョン手術により来季の大部分を欠場する予定で、打力のあるエリック・ハース(打率.231/ 22HR / OBP.286/ SLG.459)は正捕手をフルシーズン務めるのが難しいことが今季判明したため、正捕手を任せられる選手の獲得が急務となっていた。

 

球団によって補強のプライオリティーは違うが、正捕手クラスを獲得してディフェンスを固めるのはよくあるパターンだ。

 

 

 

 

なお、交換要員のニック・キンターナは24歳の三塁手で、2019年ドラフト2巡目(全体47位)指名でタイガースに入団。

 

今季は傘下マイナーのルーキークラスで7試合、シングルAクラスで82試合と計89試合に出場して打率.186、本塁打9、打点47、盗塁4、OPS.645という成績だった。