MLB2020 OpeningDay
プライドの高いメジャーリーガー。とくに“エリートスターター”と呼ばれる先発ローテーションの1、2番手たちにとっては、開幕戦のマウンドに立つことほどプライドをくすぐられることはないだろう。
ここでも毎年、「俺たちのエースはこいつだ」と題して、その特別な日の先発投手たちを紹介している。
シェーン・ビーバーを指名
昨季まで5年連続で開幕投手を務めていたコリー・クルーバーをインディアンスはオフにトレードでレンジャーズへ放出。このため空白になったエースの座をマイク・クレビンジャーとシェーン・ビーバーが争うことになったが、クレビンジャーが2月14日、練習中に負傷した左膝の半月板を手術。このため長期の離脱が予想され、開幕投手にはビーバーが指名された。
ビーバーといえば地元クリーブランドで開催のMLBオールスターゲーム2019で5回表に登板するとナ・リーグの打者を三者三振に切って取りMVPを獲得。一躍彼の名を全米中のMLBファンが知ることになった。
2年目の昨季は、34試合(うち33先発)に登板して214回1/3を投げ、2度の完封を含む15勝8敗、防御率3.28、WHIP1.054、259奪三振、奪三振率10.9、与四球率1.7の好成績をマーク。「サイ・ヤング賞」の投票でも4位に入っている。
インディアンスの開幕投手として24歳での開幕投手は、MLB公式サイトによるとは2004年のCC・サバシア(当時23歳)に次ぐ若さらしい。
インディアンスの先発ローテーションは?
前半戦をクレビンジャー抜きの先発ローテーションになるインディアンスは、昨季、白血病から素晴らしいカムバックを遂げたカルロス・カラスコが2番手。それ以外はMLS(サービスタイム)で1年ないしは1年以下の若手が名を連ねている。5人とも右投手というのも物足りない編成だ。22歳のプロスペクト左腕ローガン・アレンが早い時期にアクティブ・ロスター入りする可能性がある。
【先発ローテーション】
1 シェーン・ビーバー
2 カルロス・カラスコ
3 アーロン・シバーレ
4 ザック・プリーサック
5 アダム・プルッコ
【クローザー】
ブラッド・ハンド