「俺たちのエースはコイツだ!」と題してこのブログでも2015年頃から毎年注目しているが、2023年シーズンの開幕投手情報を紹介していきたい。そろそろそんな季節になってきた。
MLB2023 Opening Day
プライドの高いメジャーリーガー、とくに“エリートスターター”と呼ばれる先発ローテーションのトップクラスの投手たちにとっては、開幕戦のマウンドに立つことほどプライドをくすぐられることはないだろう。
すでに公式サイトでも開幕戦のスターターを発表している。
球団別の開幕投手
AL-EAST
レッドソックス⇒コリー・クルーバー(6回目)
ヤンキース⇒ゲリット・コール(5回目)
レイズ⇒シェーン・マクラナハン(2回目)
ブルージェイズ⇒アレック・マノア(初)
AL-CENTRAL
ホワイトソックス⇒ディラン・シース(初)
ガーディアンズ⇒シェーン・ビーバー(4回目)
タイガース⇒エデュアルド・ロドリゲス(2回目)
ロイヤルズ⇒ザック・グレインキー(7回目)
ツインズ⇒パブロ・ロペス(初)
AL-WEST
アスレチックス⇒カイル・マラー(初)
レンジャーズ⇒ジェイコブ・デグロム(4回目)
NL-EAST
ブレーブス⇒マックス・フリード(3回目)
マーリンズ⇒サンディ・アルカンタラ(4回目)
メッツ⇒マックス・シャーザー(7回目)
フィリーズ⇒アーロン・ノラ(6回目)
ナショナルズ⇒パトリック・コービン(3回目)
NL-CENTRAL
カブス⇒マーカス・ストローマン(3回目)
レッズ⇒ハンター・グリーン(初)
ブリュワーズ⇒コービン・バーンズ(2回目)
パイレーツ⇒ミッチ・ケラー(初)
カージナルス⇒マイルズ・マイコラス(2回目)
NL-WEST
ダイヤモンドバックス⇒ザック・ギャレン(初)
ドジャース⇒フリオ・ウリアス(初)
パドレス⇒ブレイク・スネル(2回目)
ジャイアンツ⇒ローガン・ウェブ(2回目)
■ロサンゼルス・エンゼルス
フィル・ネビン監督が早い段階で、アスレチックスとの開幕戦に大役を託すと明かしていた。WBCからチームに合流後、中2日でダイヤモンドバックスのマイナー相手に調整登板し、81球を投じてストライクは49球。4.2イニングで被安打4、失点1、奪三振8、与四球1だった。2年連続2度目の開幕投手。ピッチクロックにうまく対応できるのか課題は残る。
■クリーブランド・ガーディアンズ
シェーン・ビーバー
ガーディアンズのテリー・フランコーナ監督は早い段階で、このままスケジュール通りにいけば、エース右腕のシェーン・ビーバーが今季の開幕投手を務める予定であることを明言した。ビーバーは、4年連続4度目の開幕投手。
■シンシナチ・レッズ
ハンター・グリーン
レッズのデービッド・ベル監督は現地時間3月9日、メジャー2年目を迎えた剛球右腕を今季の開幕投手に指名した。グリーンは2017年ドラフト全体2位指名。昨季はメジャー未経験ながら開幕ローテーション入りし、24試合に先発して125.2イニングを投げ、5勝13敗、防御率4.44、164奪三振を記録した。100マイルを計測する4シームが武器だが、それだけでなく、変化球を上手く活用することに取り組んでいるという。
■サンフランシスコ・ジャイアンツ
ローガン・ウェブ
ウェブが開幕投手を務めるのは昨季に続いて2年連続2度目。26歳のウェブはメジャー5年目で、昨季は32試合に先発して自己最多の192.1イニングを投げ、15勝9敗、防御率2.90、163奪三振の好成績をマーク。
ジャイアンツの開幕戦は、同31日に敵地ヤンキー・スタジアムで行われる。いきなりのインターリーグでしかも東海岸遠征になる。
■ニューヨーク・ヤンキース
ゲリット・コール
ヤンキースはゲリット・コールが4年連続5度目の開幕投手を務める。コールはヤンキース移籍後の2020年の開幕戦で、ナショナルズ相手に5回コールドの試合を完投勝ち。2021年はブルージェイズ相手に6回途中2失点、昨季はレッドソックス戦で4回3失点だった。4年連続は球団史上3位タイ。