ヤンキースが接戦を制して50勝一番乗りを果たした。今年は13年ぶりにヤンキースの年になりそうだ。
MLB2022 ヤンキースが67試合で早くも50勝到達!
ヤンキースがハイペースで50勝一番乗り!
ア・リーグ東部地区で首位を独走中のヤンキースは20日、フロリダ州セントピータースバーグでのレイズ戦に4対2で勝利。これで50勝に一番乗り。
しかも67試合目での50勝到達。勝率.746。これは2001年のマリナーズ(64試合目)以来の記録的な勝率だ。
コールが12奪三振、圧巻のマウンド
ゲリット・コールとシェーン・マクラナハンという好投手同士の投げ合いとなった一戦は、初回にアンソニー・リゾの19号ソロでヤンキースが先制。
マクラナハンはヤンキースの強力打線相手に6回を投げ切って被安打4、失点1の好投だったが、ヤンキースは今季6勝のエース右腕ゲリット・コールがそれを上回る快投。
コールは、8回裏の先頭打者までノーヒッターを継続。打率.177だった9番打者アイザック・パレデスに105球目をセンター前に運ばれてノーヒッターを逃したが、7.1イニングで12三振を奪う圧巻の奪三振ショーを演じた。
【0⃣7回までノーヒッター0⃣】#ヤンキース ゲリット・コール @GerritCole45 が7.1回1失点12Kの快投😆
— SPOTV NOW JAPAN (@SPOTVNOW_JP) June 21, 2022
8回の先頭バッターに初安打を許してノーヒッターは逃すも支配的なピッチングでした👍#Yankees#RepBX#野球#メジャーリーグ#SPOTVNOWhttps://t.co/UNIXep9shH pic.twitter.com/nCtbzf372j
その後、後続の救援投手が2点を奪われて同点に追いつかれるという展開。
しかし、波に乗るヤンキースは9回表1死から6番DHのジョシュ・ドナルドソンがレフト前ヒットで出塁。7番アーロン・ヒックスがライトフェンス直撃のタイムリー三塁打、8番ホセ・トレビーノの犠飛で2点を勝ち越してレイズを振り切った。
ヤンキースが記録的なハイペースの勝率
ヤンキースは前日、レイズに9対10で敗れて連勝は9で止まっていたが、6月は16勝2敗(ここ19戦では17勝)と快進撃が続いている。
ちなみに、歴代のシーズン最多勝利は1906年のカブスと2001年のマリナーズが記録した116勝。カブスの116勝は当時152試合制だったため、116勝36敗と「80」もの貯金に成功。勝率は.763だった。
2001年のマリナーズの116勝はイチローや佐々木主浩が所属していたので毎試合見ていたが、116勝46敗で勝率は.716。ヤンキースはその勝率を上回っている。
ヤンキースが勝率7割を超えたシーズン
ヤンキースは勝率7割以上のシーズンを2回記録している。1回目は1927年の勝率.714(110勝44敗)で、これが球団記録。ほかに1998年の114勝48敗(勝率.704)。
この114勝、勝率.704が162試合制での最高勝率。
ヤンキースは、このペースで行けば120勝42敗で記録的な年になりそうだが、そうは簡単にいかないことは誰でも予想がつく。
ブルペンにチャップマンなど故障者が多い。ポストシーズンを見据えた補強が夏のトレードデッドライン前にあるだろう。
MLBが公式SNSで最新のパワーランキングを公表している。それによれば1位はヤンキース。2位メッツで、パドレスがアップして3位。4位がドジャース、5位アストロズになっているようだ。
パドレスは主力選手のマニー・マチャド、ドジャースはムーキー・ベッツが故障した。ヤンキースが記録的なシーズンにするためには主力に故障者が出ないことを祈りたい。
San Diego's making moves. 👀 pic.twitter.com/pBVsZav12p
— MLB (@MLB) June 20, 2022