ヤンキースが15日(日本時間16日)、ジャイアンツからFAとなっていた先発左腕カルロス・ロドンと6年総額1億6200万ドル(約227億円)で契約合意した。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が最初に伝えている。
Rodon to Yankees
— Jon Heyman (@JonHeyman) December 16, 2022
MLB契約情報
FA投手では2番目の大型契約
ヤンキースとロドンとの契約には、全球団に対するトレード拒否権が盛り込まれているということだが、今オフのFA先発投手では総額でジェイコブ・デグロムの5年1億8500万ドルに次いで2番目。
年平均2700万ドルはジャスティン・バーランダーの4333万ドル、デグロムの3750万ドルに次いで3番目の高額契約になった。
これでヤンキースの来季の先発ローテーションは、ゲリット・コール、ロドン、ネスター・コルテス、ルイス・セベリーノと4枚までが揃ったことになり、開幕5番手争いに注目が集まる。
A starting pitching rotation can’t get much better than this pic.twitter.com/OoNpUdCjj7
— Talkin' Yanks (@TalkinYanks) December 16, 2022
ノンテンダーFAから復活した男
30歳のロドンは、2014年のドラフト1巡(全体3位)指名のプロスペクトだったが、故障が多く2020年オフにノンテンダーFAになった。
ただ、そこからの復活劇が面白い。1年300万ドルでホワイトソックスと再契約し、2021年はノーヒッター&オールスターに初選出。
2年4400万ドルでジャイアンツに移籍して今季は31試合14勝8敗、178イニング、防御率2.88、WHIP1.028、237奪三振のキャリアハイのシーズンで、2年連続の球宴にも選出された。
そして残りの契約をオプトアウトしてノンテンダーFAからわずか2年で、今回の大型契約に結び付けた。
キャリア8年で56勝46敗、防御率3.60、947奪三振。2019年5月にトミー・ジョン手術を受けている。
残っているFA先発投手は?
デグロムやロドン、千賀らの注目FA投手が順調に決まったことで残りのFA市場には、ネイサン・イオバルディ、マイケル・ワカ、ジョニー・クエト、ザック・グリンキー、ザック・デイビーズらが残っている。
今後もそれらの投手とリリーフ投手たちの動向にも注目していきたい。
The New York Yankees and Carlos Rodon are in agreement on a 6-year, $162M deal, per @JonHeyman pic.twitter.com/qNnPxi37Dl
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) December 16, 2022