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【MLB契約情報】カルロス・ロドンがヤンキースと6年1億6200万ドルの大型契約

 

ヤンキースが15日(日本時間16日)、ジャイアンツからFAとなっていた先発左腕カルロス・ロドンと6年総額1億6200万ドル(約227億円)で契約合意した。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が最初に伝えている。

 

 

MLB契約情報

 

 

 

FA投手では2番目の大型契約

 

ヤンキースとロドンとの契約には、全球団に対するトレード拒否権が盛り込まれているということだが、今オフのFA先発投手では総額でジェイコブ・デグロムの5年1億8500万ドルに次いで2番目。

 

年平均2700万ドルはジャスティン・バーランダーの4333万ドル、デグロムの3750万ドルに次いで3番目の高額契約になった。

 

これでヤンキースの来季の先発ローテーションは、ゲリット・コール、ロドン、ネスター・コルテス、ルイス・セベリーノと4枚までが揃ったことになり、開幕5番手争いに注目が集まる。

 

 

ノンテンダーFAから復活した男

 

30歳のロドンは、2014年のドラフト1巡(全体3位)指名のプロスペクトだったが、故障が多く2020年オフにノンテンダーFAになった。

 

ただ、そこからの復活劇が面白い。1年300万ドルでホワイトソックスと再契約し、2021年はノーヒッター&オールスターに初選出。

 

2年4400万ドルでジャイアンツに移籍して今季は31試合14勝8敗、178イニング、防御率2.88、WHIP1.028、237奪三振のキャリアハイのシーズンで、2年連続の球宴にも選出された。

 

そして残りの契約をオプトアウトしてノンテンダーFAからわずか2年で、今回の大型契約に結び付けた。

 

キャリア8年で56勝46敗、防御率3.60、947奪三振。2019年5月にトミー・ジョン手術を受けている。

 

残っているFA先発投手は?

 

デグロムやロドン、千賀らの注目FA投手が順調に決まったことで残りのFA市場には、ネイサン・イオバルディ、マイケル・ワカ、ジョニー・クエト、ザック・グリンキー、ザック・デイビーズらが残っている。

 

今後もそれらの投手とリリーフ投手たちの動向にも注目していきたい。