ホワイトソックスからフリーエージェント(FA)で移籍先を注目していた先発左腕カルロス・ロドンがサンフランシスコ・ジャイアンツとの契約に合意した。
MLB移籍情報
ジャイアンツがロドンを獲得
ロドンの契約内容
「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールの報告では2年4400万ドルの契約で、内訳は2022年が2150万ドル、2023年が2250万ドル。今季終了後にオプトアウト(契約破棄)できる権利が付いているという契約内容らしい。
Carlos Rodon will make $21.5 million in 2022, and $22.5 million in 2023. He can opt out after this season. Certainly it helped Rodon that no qualifying offer was attached to him.
— Bob Nightengale (@BNightengale) March 11, 2022
ロドンの2021年シーズン
ロドンは29歳。昨季は24試合に先発して132回2/3を投げ、13勝5敗、防御率2.37、FIP2.65。
昨年の4月14日のインディアンス戦ではノーヒットノーランを達成し、自身初のオールスターにも選出された。
メジャー8年目でキャリアハイのシーズンだった左腕だが、左肩に不安があるのがネック。
これまでもデビュー2年目の2016年に165イニングを投げたのが最高の年間投球回数で、年間を通してコンスタントに貢献できるかがカギだろう。
2020年オフにはノンテンダーFAも経験
2020年にはノンテンダーFAも経験し、21年2月に300万ドルでホワイトソックスと契約。見事にバウンスバックしてそれまで4点台から5点台の防御率だった投手がサイ・ヤング賞投票で5位に入る活躍をした。
ジャイアンツは今オフ、ケビン・ゴーズマン、アンソニー・ディスクラファーニ、アレックス・ウッド、ジョニー・クエトという4人の先発ローテーション投手がFAで、ディスクラファーニとウッドとは再契約したがゴーズマンとクエトが流失。
それだけにロドンの獲得はインパクトがある。
個人的にはエンゼルスかレンジャーズと契約して欲しかったが、気候の温暖な西海岸でヘルシーに1年を過ごせという条件が付くが、順調ならばジャイアンツでエース級の活躍が期待される投手だ。
ロドンの契約は同じ左腕のスターターである菊池雄星のFA契約にも影響するだろう。