チームでは2年連続、20回目の快挙
ホワイトソックスのカルロス・ロドンは14日(日本時間15日)、本拠地でのインディアンス戦でノーヒットノーランを達成した。
GAME DAY きょうのメジャーリーグ
カルロス・ロドンがノーヒッター
しかも、インディアンス打線を相手に9回一死までパーフェクトピッチングでメジャーリーグ史上24度目の完全試合は逃したものの今季2度目の登板でホワイトソックスの球団史上20度目の快挙を達成した。
The #WhiteSox are the first team since the Oakland Athletics (2018-19) to record no-hitters in consecutive seasons.
(#WhiteSox x @GEICO) pic.twitter.com/pzu3netjns
— Chicago White Sox (@whitesox) April 15, 2021
ハーンGMが300万ドルで獲得した選手
28歳のロドンは2013年に第39回日米大学野球選手権でアメリカ代表チームの一員として来日している選手。
2011年と14年にドラフト指名され、上位(全体3位)指名された有望株だった。ただ、故障が多くスポットライトを浴びることが少なかったイメージの投手だ。
2019年はトミー・ジョン手術により長期欠場し、昨季はわずか4登板で防御率8.22に終わった。2020年12月には屈辱ともいえるノンテンダーFAも経験し戦力外で放出された経緯もある。
今年1月に1年300万ドルでホワイトソックスと再契約。今回の快挙でホワイトソックスには最高の拾い物で、どのチームものどから手が出るほど欲しい先発ローテーション投手を300万ドルで契約したことになる。
彼と再契約したリック・ハーンGMが今回の快挙を一番喜んでいるかもしれない。
チームでは2年連続のNO-NO
ノーヒットノーランはパドレスのジョー・マスグローブに続き今季2人目。ホワイトソックスでは、昨年のルーカス・ジオリトに続いて2年連続。
2020年は勝負の年と位置付けて大型補強を敢行したホワイトソックス。今オフはかつてカージナルスを率いたトニー・ラルーサ氏を第41代新監督として招聘。ラルーサ氏はもともと同チームの第30代監督で指揮を執るのは35年ぶり。
下記はポストシーズンへの進出予想だが、ホワイトソックスは中部地区2位、6割近い確率でポストシーズン進出が期待できるチームと予想されていた。
投手陣は14勝を挙げたルーカス・ジオリートを軸に、かつてアストロズのエースだった左腕ダラス・カイケル、通算104勝の新加入右腕ランス・リン、快速右腕ディラン・シーズ(新型コロナウイルス感染でIL入り)に加えてカルロス・ロドンも加わり優勝を狙えるローテーションになってきた。
— Chicago White Sox (@whitesox) April 15, 2021