ワールドシリーズが終了し、2024年オフのFA市場やトレード市場などの移籍市場がいよいよ始まる。そのタイミングでMLB.comのマーク・フェインサンド記者が今オフのフリーエージェント(FA)選手トップ25を選出しているので紹介したい。
MLB移籍情報
1位 フアン・ソト
1位に選ばれたのはヤンキースからFAのフアン・ソト外野手。代理人は辣腕のスコット・ボラスなので巨額の契約が予想されるが、そうなれば資金力豊富なヤンキースと次にメッツ。ヤンキースと長期の再契約の可能性が強いと思われるが、西海岸のドジャース。
ニューヨークポストの予想オッズではジャイアンツやカブスも確率は低いがリストアップされていた。
2位 コービン・バーンズ
予想ではメッツ、オリオールズ、レッドソックス。3000万ドルの複数年契約が考えられるが、数年前に比べて球速の低下や空振り率の悪化も指摘されている。
3位 ブレイク・スネル
オプトアウトの権利を行使した。ジャイアンツとの契約延長、パドレス、レンジャーズあたりが移籍先の候補。
スネルは、今年3月中旬になってようやくジャイアンツと2年総額6200万ドルで契約。
そのため前半戦は調整不足や故障の影響もあり、8先発で0勝3敗、防御率6.31と出遅れたが、後半戦は12先発で5勝0敗、防御率1.45と実力を証明した。ジャイアンツのバスター・ポージー編成本部長も彼のことを高く評価。スネル自身もジャイアンツとの再契約に前向きであることも報じられているため複数年で契約金を上積みした好条件の契約を得ることになりそうだ。
4位 アレックス・ブレグマン
アストロズの正三塁手。rWAR4.1。チームも本人も契約延長オファーには前向きと伝えられており。残留の可能性が高い。ただし、彼もボラス案件なのでディスカウントは期待できず、アストロズがどれだけのオファーを出すかが注目だ。
故障歴も少なく、ジャイアンツと昨年契約したマット・チャップマンの6年総額1億5100万ドル(AAV約2520万ドル)を超えてきそうな気がする。
5位 マックス・フリード
故障歴の多さが気になる投手だが、2019年ごろからブレーブスのローテーションの中核として勝利に貢献してきた実績があり、今オフの左腕では高評価を得た。
カブス、パドレス、レンジャーズがフィットしそうだが、メッツやレッドソックスなども移籍先候補。オリオールズがバーンズの引き留め工作に失敗した場合、獲得に乗り出すことも考えられる。
7位 ピート・アロンソ
8位 ウィリー・アダメス
9位 ジャック・フラハティ
10位 タナー・スコット
ちなみに11位にはコディ・ベリンジャーが選ばれたが、ベリンジャーはオプトアウト権を行使せず、来季もカブスでプレーすることを選択している。
12位からは順にシェーン・ビーバー、クリスチャン・ウォーカー、ネイサン・イオバルディ(オプション破棄の場合)、テオスカー・ヘルナンデス、マイケル・ワカ(オプション破棄の場合)、キム・ハソン(オプション破棄の場合)、カルロス・エステベス、クレイ・ホームズ、菊池雄星がランクイン。
個人的に注目のショーン・マナイア(メッツ)はオプトアウトの権利を行使してFAになった。メッツは1年2105万ドルのクオリファイング・オファーを提示するだろう。