リーグ全体にインパクトを与えるような移籍が決まった。昨季のサイ・ヤング賞投手でもあるブレイク・スネルの移籍先がようやく決まったようだ。
MLB契約情報
「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が報じたところによると、ジャイアンツはパドレスからFAとなっていた左腕ブレイク・スネルと2年6200万ドルの契約で合意したという。この契約には、1年目終了時にオプトアウト(契約破棄)できる条項が盛り込まれている。
スネルは31歳。開幕直前のこの時期まで移籍チームが決まらなかったということは、スネルが希望するチームや契約規模ではなかった気がする。
ただし、オプトアウトがあることで、今季の活躍次第では、今季終了後に再びFAになってさらに好条件の契約を結ぶことができる可能性も残した。
ジャイアンツは、先発投手に故障者が続出しているというチーム事情もあり、シーズン開幕直前のこのタイミングでスネルを加えることになったみたいだ。
Giants, LHP Blake Snell reportedly agree to deal, per @MLBNetwork insider @JonHeyman. pic.twitter.com/wFdGXnddBZ
— MLB (@MLB) March 19, 2024
ジャイアンツは、もともとロビー・レイとアレックス・カッブが故障で開幕には間に合わないことが分かっていたが、ローガン・ウェブ、カイル・ハリソン、ジョーダン・ヒックス、キートン・ウィン、トリスタン・ベックという5投手の先発ローテーションが予定された。
しかしながら、ベックが故障で離脱。先発のコマ不足が懸念されたが、ヤンキースやアストロズも出さなかった年平均3000万ドルを超える高額オファーを提示して昨季のサイ・ヤング賞左腕を獲得することに成功した。
スネルが額面通りの活躍をすれば大谷翔平や山本由伸が所属する同地区ライバルのドジャースにも大きな脅威になるだろう。