MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

MLB2021 Wソックスの開幕スタメンと先発ローテ予想②

 

MLB2021

 

 

ホワイトソックスの開幕スタメン&ローテ予想その②

 

第6弾は名将トニー・ラルーサが復帰したア・リーグ中部地区のホワイトソックスを紹介している。今回はその2回目。野手と打線の予想されるラインナップを見ていきたい。

 

前回の「先発ローテーションとブルペン」は下記を参照していただきたい。

 

過去には高津臣吾(2004〜2005年)、井口資仁(2005〜2007年)、福留孝介(2012年)らの日本人プレイヤーが在籍した。

 

井口がいた頃は、最後の全盛期で5年ぶりの地区優勝、46年ぶりのリーグ優勝、そして88年ぶりにワールドシリーズを制覇した。

 

しかしながら、それ以降は、2008年に地区優勝したぐらいで下位に低迷していることが多かったが、2019年から20年にかけてのオフに敢行した補強が功を奏して、昨年は久しぶりに地区2位でポストシーズンにも12年ぶりに進出した。

 

そして今季はトニー・ラルーサが1986年以来、35年ぶりに古巣へ監督復帰した。

 

 

最新のロースター

 

ラルーサ監督のことは前回の記事を参考にしていただきたいが、再建期だったチームは、左腕の100マイルが魅力のドラフト1巡ギャレット・クロシェをいきなりデビューさせるなど、話題性のある若手が出てきているのも事実だ。

 

野手では、ヨアン・モンカダが主力に成長。遊撃手ティム・アンダーソンが打率.335で初の首位打者(2018年)を獲得した。この三遊間は新しいチームの顔だろう。24歳のドミニカン、エロイ・ヒメネスも主軸を打つまでに台頭している。

 

捕手は正捕手がヤスマニ・グランダルジョナサン・ルクロイ、ザック・コリンズが控えだろう。昨年のグランダル、ジェームズ・マッキャンのコンビは最高のタンデムだったが、ご存じのようにマッキャンはFAでメッツへ移籍した。

 

一塁手キューバ人のホセ・アブレイユMLBはキャリア7年だが、打点王を2回 (2019年、2020年)獲得している不動の4番だ。

 

二塁手は故障明けのシーズンになるニック・マドリガル。控えはレウリー・ガルシア。

 

三遊間は前述のとおりティム・アンダーソン遊撃手とヨアン・モンカダ三塁手

 

 

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▲アンダーソン(左)とヒメネス

 

外野陣は左翼がエロイ・ヒメネス、中堅ルイス・ロベルト。右翼はアダム・イートン。破壊力はあるが守備に不安が残るヒメネスの代わりにレウリー・ガルシアイートンの控えに第4の外野手アダム・エンゲル

 

指名打者は4月に23歳になる2019年のドラフト1巡(全体3位)ピックのアンドリュー・ボーンになる可能性が高い。エドウィン・エンカーナシオンの穴が痛いところだが、リック・ハーンGMが新人としては球団史上最高額の約720万ドルで契約したボーンに期待する部分は大きい。

 

アンドリュー・ボーンが成長するまで、外野手と指名打者をどう組み替えるか、レウリー・ガルシアやアダム・エンゲル、新加入のアダム・イートンなどトニー・ラルーサの采配が見ものだ。

 

 

打線のラインナップ

 

1(遊) ティム・アンダーソン

2(三) ヨアン・モンカダ

3(一) ホゼ・アブレイユ

4(左) エロイ・ヒメネス

5(捕) ヤスマニ・グランダル

6(指) アンドリュー・ボーン

7(右) アダム・イートン

8(中) ルイス・ロベルト

9(二) ニック・マドリガル