メジャーリーグ移籍情報
ドジャースとホワイトソックスのトレードが成立
現地時間4月1日(日本時間2日)、ドジャースとホワイトソックス間でトレードが成立した。
ドジャースは守護神獲得
このトレードでドジャースはA.J.ポロック外野手を差し出してケンリー・ジャンセンがFAで流失したクローザーの後釜としてクレイグ・キンブレムを獲得した。
TRADE: The Dodgers are acquiring Craig Kimbrel from White Sox in exchange for A.J. Pollock, per multiple reports. pic.twitter.com/6lYeCDgzHc
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) April 1, 2022
33歳のキンブレルは、昨季カブスとホワイトソックスで合計63試合に登板して4勝5敗24セーブ、6ホールド、防御率2.26を記録。
特徴的な「キンブレル・ポーズ」で有名なクローザーで、キャリア12年で372セーブは現役トップ。(MLB史上9位)
同じくキャリア12年で33歳のジャンセンのセーブ数350を上回っている。ネームバリューでは問題がない。
しかし、レッドソックスからカブスへ移籍した2年間は、2019年が防御率6.53、2020年防御率5.28と不振。
2021年は防御率2.26と復活したように見えるが、夏のトレードでホワイトソックスに放出されてからは24試合で1セーブ、防御率5.09と良くなかった。年俸1600万ドルに見合う活躍ができるか注目だ。
好調なら常勝軍団ドジャースでは、セーブ機会も増えることが予想されるので、今季中にも通算400セーブの大台に届くかもしれない。
ホワイトソックスは正右翼手としてポロックを追加
ポロックは、昨季ドジャースで117試合に出場して打率.297、21本塁打、69打点、9盗塁、OPS.891。
メジャーキャリア13年目のベテランで、ダイヤモンドバックス時代の年間のOPS.805。ドジャース移籍後の3年間もOPS.856と安定した打撃力をキープしている。
ホワイトソックスには正右翼手が不在だっただけに、実績あるベテラン外野手の追加でホワイトソックスにとっても大きなメリットを感じるトレードだったと言えそうだ。
ポロックの契約は、今季の年俸が1000万ドルで来季は1000万ドルの選手オプション(またはバイアウト500万ドル)と比較的リーズナブルな印象だ。
この補強でホワイトソックスの外野陣は左からエロイ・ヒメネス、中堅ルイス・ロバート、右にポロックという布陣が予想される。
ホワイトソックスの予想ラインナップ
1(遊)ティム・アンダーソン
2(中)ルイス・ロバート
3(一)ホゼ・アブレイユ
4(三)ヨアン・モンカダ
5(左)エロイ・ヒメネス
6(捕)ヤスマニ・グランダル
7(右)A.J.ポロック(新加入)
8(指)ギャビン・シーツ
9(二)ジョシュ・ハリソン(新加入)
9番のハリソンを除く1番から8番まで全員が本塁打20本以上の破壊力ある打線だ。
昨年はMLB全体で5位のチーム打率、3位の得点数と良かったが、チーム本塁打数では19位だったので、今季はその部門でもアップグレードした。