イリノイ州シカゴがフランチャイズのカブスとホワイトソックス間でクロスタウン・トレードが実現している。
フラッグディール・トレード情報
ホワイトソックスがクレイグ・キンブレル(カブス)を獲得した。
このトレードでカブスは、守護神キンブレムの対価としてニック・マドリガルとコディ・ホイヤーの2選手を得た。
ホワイトソックスはリアム・ヘンドリックス(45試合/防御率2.58/25セーブ)をオフに補強しているが、今季復活したキンブレム(39試合/防御率0.49/23セーブ)を加えることによってWストッパーの強力なバックエンドが形成されることになる。
ポストシーズンでのブルペンの重用性や稼働率は年々増える傾向にあるが、首位独走中のホワイトソックスの本気度が分かる補強になった。
🚨 CROSSTOWN TRADE 🚨
The @whitesox reportedly acquire RHP Craig Kimbrel from the Cubs, per MLB Network insider @Ken_Rosenthal. pic.twitter.com/WQfRjkNMKO
— MLB (@MLB) July 30, 2021
33歳のキンブレルは今季、39試合に登板して23セーブ、防御率0.49、奪三振率15.71の好成績をマーク。
今季が3年4300万ドルの契約最終年で、レンタル補強的な意味合いと考えられるが、来季は年俸1600万ドルの球団オプション(またはバイアウト100万ドル)となっており、シーズン終盤、またはポストシーズンでの活躍次第では今後オプションの行使や契約延長も十分考えられる。
カブスへ移動するのはマドリガルとホイヤーの2選手。マドリガルは2018年ドラフト1巡目(全体4位)の24歳。6月上旬に右ハムストリングの腱を断裂して今季の出場は絶望となったが、54試合に出場して打率.305、本塁打2、打点21、盗塁1、OPS.774をマーク。
ホイヤーは25歳の救援右腕。メジャー2年目で、昨季は21試合に登板して防御率1.52の好成績だたものの今季は40試合で防御率5.12。