18年オフのフリーエージェント(FA)市場で注目選手だったクレイグ・キンブレムとダラス・カイケルに動きがあった。
メジャーリーグ移籍情報
ポストシーズンを見据えた補強が早くも始まった。大リーグでは、ドラフト会議が終了後からオールスターブレイクまでの期間に水面下でのトレード交渉が行われ、オールスター以降に7月31日のトレード・デッドラインギリギリまで表面化した移籍交渉がメディアを賑わすのが例年のパターンだ。
18年オフのクオリファイングオファー(QO)を拒否してFA市場に残ったままとなっていた通算333セーブのクレイグ・キンブレルと先発左腕ダラス・カイケル。2019年のドラフトが終了し、QO拒否によるドラフト指名権の喪失・補償が発生しなくなったことを受けて動きがあることが報道されていた。
まず、守護神キンブレルに関してはMLBネットワークのケン・ローゼンタールがカブスと3年4500万ドル前後と報じている。
クローザーを務めるはずだったブランドン・モローが肘の故障で離脱したカブス。ブルペンはMLB全体で防御率が10位、WHIP21位、奪三振率20位、与四球率29位という安定しないにカブスにとっては、31歳のキンブレルの加入は、9シーズンで防御率1.91という額面通りの数字を残してくれれば大きな戦力になるはずだ。
Dave with the news… https://t.co/JIyiccCfP7
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) 2019年6月7日
そして、ダラス・カイケルは、ブレーブスの番記者デビット・オブライエンが合意と報道。
Keuchel deal is for one year, $13 million. Physical is Friday in Atlanta. First start is scheduled for Saturday in Gwinnett.
— Tim Brown (@TBrownYahoo) 2019年6月7日
カイケルの争奪戦に関しては一部でヤンキース有力説もあったが、フィリーズと首位争いを続けるブレーブスが握手をしたようだ。ヤフースポーツのティム・ブラウンが1年1300万ドルと具体的な数字を報告している。
この契約合意にはアストロズ時代にバッテリーを組んだブライアン・マッキャンがブレーブスに帰っていることから、彼の存在が大きかったことをMLB.comが伝えている。
シーズン途中からの加入でどこまで活躍するかは未知数だが、カイケルは、15年のア・リーグのサイ・ヤング賞投手。MLB全体17位(NLでは15球団中11位)のブレーブス先発陣にとっては、これも大きな戦力になるかもしれない。