カブスが今日も負けた。これで泥沼の10連敗。カブスの10連敗は9年ぶり。
MLB2021 カブスが10連敗
カブスは20年オフにペイロール削減の一環で、先発ローテーションから実績ある左腕ジョン・レスター、ダルビッシュ有、タイラー・チャットウッド、ホゼ・キンターナを一気に放出。
その代わりとして獲得した右腕ザック・デービーズが防御率4.32、2015年のサイ・ヤング賞右腕で4年ぶりのチーム復帰となったジェーク・アリエタも防御率5.57で機能せず、先発ローテーションのチーム防御率はMLB全体で22位と低迷している。
ただ、ここまで何とか勝率5割ラインをキープしていたのはブルペン陣の踏ん張り。クローザーのクレイグ・キンブレムもここまで32試合32.1イニングで防御率0.59、20セーブとカブスに移籍後、久しぶりに好調なシーズンを送っている。
6月24日(日本時間25日)のドジャース戦では、球団史上初の継投ノーヒッターを達成している。
ところが、この「継投ノーヒッター達成」以来、10連敗。あの時点では貯金9で地区首位タイだったが、瞬く間に地区3位に転落し、貯金もなくなり、現在は5割ラインも切ってしまった。
ナ・リーグは西部地区のジャイアンツ、ドジャースの2球団が勝率6割以上。3位のパドレスも勝率.575でワイルドカード枠でもプレイオフに進出するためには勝率.550以上が必要。カブスは厳しい位置になってきた。
もし、カブスに10月の希望が無くなった場合は、好調のキンブレルらの放出も考えられる。
あの5年連続地区最下位に沈んでいた弱いカブスに戻ってしまうのか?
チーム打率もMLB28位、OPS19位と低迷。オールスター・ブレイク前のフィリーズ戦、カージナルス戦がカギを握りそうだ。夏のバーゲンセールにならないことを祈りたい。