MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB移籍情報】シンダーガード、ロレンゼン、ストリップリングも決まる

 

メジャーリーグではハッピーホリデー(クリスマス休暇)を前にニューイヤーを新チームで迎えたい選手たちの契約が続々と決まっている。

 

MLB契約情報

 

 

ドジャースのストリップリングがジャイアンツへ

 

12月13日(日本時間14日)、ジャイアンツはブルージェイズからフリーエージェント(FA)となっていた右腕ロス・ストリップリングと2年契約を結んだことを発表。

 

この契約は2年2500万ドルで、内訳は契約ボーナス500万ドル、2023年の年俸750万ドル、2024年の年俸1250万ドルとなっている。

 

これで来季のジャイアンツはエース格のローガン・ウェブを筆頭に、アレックス・カッブアンソニー・ディスクラファーニアレックス・ウッドショーン・マナイアストリップリングジェイコブ・ジュニスと7人の先発投手を揃えた。

 

このうち、左腕マナイアとストリップリングが新戦力だ。ストリップリングはドジャースのイメージが強いが、来季は西海岸に戻ってライバル球団のユニフォームを着ることになる。

 

シンダーガードはドジャース

 

ドジャースフィリーズからFAとなっていた右腕ノア・シンダーガードと1年1300万ドルの契約を結ぶことで合意していた。

 

ドジャースは今オフ、クレイトン・カーショーの引き留めには成功していたが、FAでタイラー・アンダーソンとアンドリュー・ヒーニーが流出。

 

アンダーソンはエンゼルス。ヒーニーはレンジャーズと契約を決めた。

 

 

このままでは実績ある先発投手がコマ不足で、FA市場やトレードでの獲得が注目されたが、シンダーガードは他球団から複数年契約のオファーを得ていたものの、ドジャースの投手育成法に興味があり、ドジャースとの単年契約を選んだという。

 

これでドジャースの来季の先発ローテーションはカーショーフリオ・ウリアスダスティン・メイトニー・ゴンソリンにシンダーガードを加えた5人が確定した。

 

 

 

30歳のシンダーガードはトミー・ジョン手術から復活2年目、大谷翔平ジャスティン・バーランダーのように豪快な復活劇ではなかったが、復帰2年目は手術した部分が馴染んできてかつての輝きが復活しそうな気がする。

 

ドジャースには2021年に16勝、2022年には開幕投手を務めた若手のウォーカー・ビューラーが8月に自信2度目のトミー・ジョン手術を受けてリハビリ途中。

 

彼の完全復帰は2024年頃になりそうで、その間の1年間、シンダーガードの力が必要だ。

 

ロレンゼンはタイガース

 

12月14日(同15日)、タイガースはエンゼルスからFAの右腕マイケル・ロレンゼンと1年850万ドルで契約に合意した。

 

この契約には最大150万ドルの出来高が設けられており、ロレンゼンは最大1000万ドルを手にすることができる。

 

30歳のロレンゼンは、今季エンゼルスに1年契約で加入し、7月に右肩を痛めて長期離脱するまでは先発ローテーションの一角を担ってきたが、来季は大丈夫なのだろうか。

 

タイガースはマリナーズからFAの左腕マシュー・ボイド(1年1000万ドル+出来高100万ドル)を獲得しており、来季の先発ローテーションはエデュアルド・ロドリゲス、ボイド、ロレンゼンの3人が確定している。