現地12日、3球団で9人の選手が絡む複雑な大型トレードが成立した。
MLB移籍情報
捕手中心の大型トレード
ESPNのジェフ・パッサン氏ら複数の報告をまとめると3球団というのは、ブレーブス、ブリュワーズ、アスレチックス。
移籍する中心選手はショーン・マーフィー捕手やウイリアム・コントレラス捕手らの捕手たちだ。
Full trade, per ESPN sources: Atlanta gets: C Sean Murphy Oakland gets: LHP Kyle Muller, UT Esteury Ruiz, RHP Freddy Tarnok, RHP Royber Salinas, C Manny Piña Milwaukee gets: C William Contreras, RHP Justin Yeager, RHP Joel Payamps
— Jeff Passan (@JeffPassan) December 12, 2022
アトランタが獲得 ⇒ ショーン・マーフィー捕手(アスレチックスから)
アスレチックスが獲得 ⇒ カイル・ミュラー投手、フレディ・ターノク投手。マニー・ピーニャ捕手(3選手がブレーブスから)。
ロイバー・サリナス投手。エステリー・ルイズ外野手(ブリュワーズから)
ブリュワーズが獲得 ⇒ ウィリアム・コントレラス捕手、ジャスティン・イーガー投手(共にブレーブスから)、ジョエル・パヤンプス投手(アスレチックスから)
9人が絡む三角トレードを整理
今回の大型トレードを移動する捕手を中心に追いかけてみると下記のようなパターンになる。
ブレーブスからアスレチックスにトレードされたマニー・ピーニャ捕手が35歳のベテランで、他の選手は20台半ばか前半の若手だ。
ブリュワーズが獲得したウィリアム・コントレラス捕手は、今季オールスターにも選出された捕手で、カブスからのクオリファイングオファーを拒否してカージナルスと契約したウィリアム・コントレラスの弟。ふたりはファーストネームが似ているのでややこしいが、ベネズエラ出身の兄弟捕手だ。
また、ジョエル・パヤンプス投手は今季41試合に登板して55.2イニング、防御率3.23の救援右腕。
ブレーブスに移籍するショーン・マーフィー捕手は、今季アスレチックスで打率.250、18本塁打、66打点、2021年には17本塁打でゴールドクラブ賞を獲得した28歳の大型の捕手。
Welcome to the A, Sean Murphy!#ForTheA pic.twitter.com/euH4D5Bn60
— Atlanta Braves (@Braves) December 12, 2022
マーフィーは好きな選手だがFAになるまであと3年もあり意外な感じがしたが、アスレチックスは若手24歳のシェイ・ランゲリアーズが台頭してきたことで、アスレチックスがトレード要員にするという噂があった。
アスレチックスが獲得した選手のうちで25歳のカイル・ミュラー投手、24歳のフレディ・ターノク投手はトッププロスペクトで、アスレチックスはブレーブスとブリュワーズから計5選手を獲得した。