昨年のワールドシリーズの覇者レンジャーズが、フィリーズからFAとなっていた右腕マイケル・ロレンゼンと1年450万ドルの契約で合意した。
MLB契約情報
「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、この契約には最大250万ドルのインセンティブがあり最大で700万ドルになる契約のようだ。
Rangers, RHP Michael Lorenzen reportedly agree to deal, per multiple reports including @MLBNetwork insider @JonHeyman. pic.twitter.com/8exxpkqG7L
— MLB (@MLB) March 21, 2024
メジャー10年目、32歳のロレンゼンは昨季、タイガースとフィリーズで合計29試合(うち25先発)に登板して9勝9敗1セーブ、防御率4.18を記録。
前半戦は好調で自身初のオールスター・ゲームにも選出された。
ロレンゼンに関しては2022年に大谷翔平とエンゼルスで同僚だったことから記憶にある日本のメジャーファンも多いと思うが、昨季はフィリーズ移籍後に球団史上14人目となるノーヒッターを達成したもののシーズン終盤に調子を落としてブルペンに配置転換となり、ポストシーズンでも目立たない存在だった。
マックス・シャーザーが負傷離脱のレンジャーズだが、今回の契約でロレンゼンが5番手に入り、ネイサン・イオバルディ、ジョン・グレイ、アンドリュー・ヒーニー、デーン・ダニング、ロレンゼンという先発ローテーションで2024年シーズンに臨むことになりそうだ。
ワールドシリーズ連覇は果てしなく高いハードルだが、最低でもアストロズの4連覇を阻止してディビジョンの覇権は取り戻したいところだろう。