MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

藤浪晋太郎が10万ドルアップの1年335万ドルでメッツと合意

 

オリオールズからFAになっていた藤浪晋太郎投手がメッツと年俸335万ドルの1年契約で合意した。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマンによると成績に応じて最大85万ドルのインセンティブが付くらしい。

 

 

MLB契約情報  

 



藤浪が日本選手で最後の契約に成ったが、昨年アスレチックスと結んだ契約は1年325万ドル。単年契約に変わりはないが、メッツとの契約では10万ドルアップになったようだ。

 

 

 

 

昨季はアスレチックスと契約し、先発投手として開幕を迎えたが、4週間ほどでリリーバーに配置転換され最終的にはシーズントータルで64試合(うち7先発)に登板して79イニングを投げ、7勝8敗、5ホールド2セーブ、防御率7.18、83奪三振を記録。

 

MLB公式サイトでも触れているが、先発以外でのリリーフでの57試合では7勝2敗、防御率5.14を記録。4シームの最速102.6マイル(約165.1キロ)、平均球速は99.1マイル(159.5キロ)を計測したポテンシャルの高さが評価されたかもしれない。

 

トータルでは7点台の防御率だったが、守備から独立した投手のみの能力を評価するために用いられる指標「FIP」では4.61で、それほど悪くはない数字だ。

 

 

 

 

メッツは救援左腕ジェイク・ディークマンとも「1年400万ドル前後+2025年のベスティング・オプション」の契約を結ぶことで合意。今季58試合以上の登板で来季の年俸400万ドルが保証されるという。

 

メッツのブルペンは層が厚くなった。WBCでの故障で昨季を全休した守護神エドウィン・ディアスも戻ってくる。アダム・オッタビーノとも再契約。

 

そこに新加入のホルヘ・ロペス、マイケル・トンキン、オースティン・アダムスらと共にディークマンや藤浪が加わる。この中で藤浪が存在感を発揮できるかが注目だ。